KNOWLEDGE WORKER ナレッジワーカー



丸善のおすすめ度

認知症の正しい理解と包括的医療・ケアのポイント~快一徹!脳活性化リハビリテーションで進行を防ごう~ 第3版

山口晴保, 佐土根朗, 松沼記代, 山上徹也  著

在庫状況 お取り寄せ  お届け予定日 1週間 
価格 \3,850(税込)         
発行年月 2016年09月
出版社/提供元
協同医書出版社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 16p,384p
大きさ 26cm
版型 B5
ジャンル 和書/生命科学、医学、農学/神経・精神科学/神経・精神疾患
ISBN 9784763960276
商品コード 1022529897
NDC分類 493.758
基本件名 老人性認知症
本の性格 実務向け
新刊案内掲載月 2016年11月3週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1022529897

著者紹介

山口晴保(著者):山口晴保(認知症介護研究・研修東京センター・センター長/医師)
1976年に群馬大学医学部を卒業後、群馬大学大学院博士課程修了(医学博士)。2016年9月まで群馬大学大学院保健学研究科教授を務めた。
専門は認知症の医療(日本認知症学会専門医)やリハビリテーション医学(日本リハビリテーション医学会専門医)。脳βアミロイド沈着機序をテーマに30年にわたって病理研究を続けてきたが、その後、臨床研究に転向し、認知症の実践医療、認知症の脳活性化リハビリテーション、認知症予防などにも取り組んでいる。
また、群馬県地域リハビリテーション協議会委員長として、2006年から「介護予防サポーター」の育成を進めてきた。あわせて、2005年より、ぐんま認知症アカデミーの代表幹事として、群馬県内における認知症ケア研究の向上に尽力している。日本認知症学会副理事長。
佐土根朗(著者):佐土根朗(医療法人北斗 北斗病院、十勝リハビリテーションセンター・副院長/医師)
1985年に札幌医科大学医学部を卒業後、中村記念病院脳神経外科へ就職(1985年から1992年)。1993年以降、現在の職場で勤務。
脳神経外科という臓器専門性を縦糸に、回復期リハビリテーションおよび在宅医療という管理型医療を横軸に、十勝の地域医療に従事している。
松沼記代(著者):松沼記代(高崎健康福祉大学健康福祉学部社会福祉学科・教授/社会福祉士)
2005年に群馬大学大学院医学系研究科保健学専攻博士(前期)課程修了(保健学修士)。2011年に日本社会事業大学大学院社会福祉学博士(後期)課程修了(社会福祉学博士)。現職以前に通所介護、グループホームにて勤務。
専門は認知症ケア、人材育成、福祉レクリエーション。
山上徹也(著者):山上徹也(群馬大学大学院保健学研究科リハビリテーション学講座・准教授/理学療法士)
2001年に群馬大学医学部保健学科理学療法学専攻を卒業後、群馬大学大学院医学系研究科保健学専攻博士課程修了(保健学博士)。
脳血管障害、骨関節疾患などの理学療法を専門とする一方で、認知症の発症・進行予防のための脳活性化リハビリテーションを実践・研究している。

内容

認知症の病態や症状をよく理解し、高齢者の抱える心の問題を共有し、地域包括ケアの時代に即した多職種による包括的医療・リハ・ケアを提供するための具体的方法を示しています。
認知症に関わり、さらに理解を深めようというすべての医療・ケアスタッフ必読の書、第2版刊行時からの進歩を盛り込んだ改訂版です。

専門知識をわかりやすく記述し、医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護師、保健師、ケアマネジャー、ソーシャルワーカー、ケアワーカーなど、認知症に関心をもつすべての医療・ケアスタッフの方々のニーズに応じて読んでいただけるよう、第1部では「認知症の概要と基礎知識」について、第2部では「認知症の症状とそのケアのポイント」について、第3部では「脳活性化リハビリテーションの理論と実践のポイント」について、第4部では「評価、診断、関連疾患、治療、食生活など」について、それぞれまとめています。
原因疾患に応じたケアの重要性に照らし、特に、第1部と第4部では認知症の病態・診断・薬物療法に関する記述を充実させ、第2部では個々の症状とそのケアをペアにして解説し、第3部の脳活性化リハについても豊富な実践を紹介しています。

医学的な知識からリハ、ケア、食生活まで包括的な取り組みをすべて紹介していますので、この一冊で認知症の全体像を捉えることができます。
また、実践の根拠となる神経科学の考え方も詳しく解説するなど、各項目を基礎的な内容とさらに一歩進んだ内容に分けて記述しており、読者の興味に応じてスキルアップが図れるようになっています。

このたびの改訂版では、第1部の概論に米国精神医学会の新しい診断基準であるDSM-5を反映させ、第2部のケアにユマニチュードを含む新しいケアを取り込んでケア技術の向上を図り、第3部の脳活性化リハビリテーションではこれまでの研究成果を盛り込んでさらなる磨きをかけ、第4部の診断・治療では、原因診断に即したマニュアル医療ではなく、個々人の症状に即した認知症医療の重要性に鑑み、加筆・修正を行っています。

多職種による包括的医療・リハ・ケアという本書の内容は、2016年度の診療報酬改定で新設された「認知症ケア加算」にも合致するものとなっており、認知症の入院患者への適切な対応を身につけることができる内容となっています。

目次