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ラブ・ゲーム~テニスの歴史~

エリザベス・ウィルソン  著

野中 邦子  翻訳
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \4,180(税込)         
発行年月 2016年10月
出版社/提供元
白水社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 387p,31p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/社会科学/スポーツ・健康科学/スポーツ・健康科学
ISBN 9784560095140
商品コード 1022213297
NDC分類 783.5
基本件名 テニス-歴史
本の性格 学術書/学生用
新刊案内掲載月 2016年12月2週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1022213297

著者紹介

エリザベス・ウィルソン(著者):ライター。政治雑誌に寄稿する傍ら、学術研究やノンフィクションの分野でも活動。おもなテーマはフェミニズムと政治、ファッションの歴史など。ロンドン・メトロポリタン大学名誉教授。

内容

フローラン・ダバディ氏推薦! テニスにおいて「ラブ」はゼロを表わす。その由来には諸説あるが、テニスが社会的にもロマンチックな意味でも「ラブ・ゲーム」と呼ばれる所以である。 他方、この厄介な言葉のせいでしばしば「女々しい」イメージもつきまとう。社会学を専門とする著者がこの点に着目しながら、テニスの興味つきない歴史を紐解く注目の1冊。 第1部では、発祥から19世紀を経て20世紀前半までのテニス史を、当時の時代背景や先駆的な選手たちと絡めて概観する。第2部では第二次世界大戦後のテニスを扱い、オープン化に至るまでの流れ、性差別や人種問題などが論じられ、とりわけ選手の同性愛についての議論は興味深い。第3部では70年代以降、企業と結びつき、テレビ中継によって娯楽として根付いてから、80年代にテニスブームが去った後、現在までの流れを追う。 各章では、ランラン、チルデン、ペリー、マスケル、キングら往年の名選手をはじめ、マッケンローやボルグ、エバート、ナブラチロワからフェデラー、ナダル、ジョコビッチといった近年のスター選手も登場し、テニス史を彩る。組織改革や技術革新などテニス界の内部事情のみならず、テニスの抱える意外な矛盾などユニークな指摘も多い。テニスファン必読の1冊。