著者紹介
鶴見 俊輔(著者):一九二二年東京生まれ。哲学者。四二年、ハーヴァード大学哲学科卒業。敗戦後の四六年五月、都留重人、鶴見和子、丸山眞男らとともに雑誌『思想の科学』を創刊。その後、京都大学、東京工業大学、同志社大学で教鞭をとった。六〇年には市民グループ「声なき声の会」を創設、六五年にはべ平連に参加した。七〇年同志社大学教授を辞職。二〇一五年死去。主な著書に『アメリカ哲学』『限界芸術論』『戦時期日本の精神史』(大佛次郎賞)『戦後日本の大衆文化史』などのほか『鶴見俊輔集』(全一七巻)、『鶴見俊輔座談』(全十巻)がある。
吉本 隆明(著者):吉本隆明
一九二四(大正一三)年、東京生まれ。詩人・評論家。東京工業大学電気化学科卒業。五二年『固有時との対話』で詩人として出発。その後、評論家として精力的に活動し、「戦後思想界の巨人」と呼ばれる。主な著書に『共同幻想論』『言語にとって美とはなにか』『最後の親鸞』『夏目漱石を読む』(小林秀雄賞)『吉本隆明全詩集』(藤村記念歴程賞)などがある。二〇一二年三月死去。