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男たちの部屋~韓国の「遊興店」とホモソーシャルな欲望~
森田 智惠
翻訳
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在庫状況
有り
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お届け予定日
3~4日
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価格
\2,860(税込)
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発行年月 |
2023年06月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
278p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/経営学/マーケティング・商業 |
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ISBN |
9784582824988 |
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商品コード |
1036137564 |
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NDC分類 |
673.98 |
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基本件名 |
風俗営業 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2023年07月5週 |
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書評掲載誌 |
東京・中日新聞 2023/09/03 |
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商品URL | https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1036137564 |
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内容
最後まで金を落とし、本物の男になれ――
多数の被害者を出し韓国社会を激震させた「バーニングサン事件」と「n番部屋事件」。しかし女性従事者が男性客を接待する遊興店において、女性への暴力は日常的におこなわれている――。ジェンダー化された空間でかたちづくられる権力構造、暴力を「遊び」として収益化する遊興産業の営業戦略、労働の過程で発生する搾取とスティグマを、当事者女性の声から暴きだす。
「男性の快楽のために女性を取引する産業の存在、女性を人間ではない『商品』として格下げする過程で発生する暴力、その暴力をも商品化し、それを当たり前のものとしてきた市場経済。このなかで発生するとてつもなく巨大な利潤の創出は近代化以降引き続いており、それが『遊興』という名前で普遍化しているのが韓国社会の姿だ」(本文より)
【目次】
日本語版によせて
プロローグ 「男性」をつくる遊興
◆第一章 男たちの部屋
バーニングサンとアリーナ
男たちの部屋――n番部屋、ルームサロン、チャットルーム、ポッパン
遊興店、制度化された男たちの部屋
◆第二章 ルームサロン共和国の「享楽」
遊興店の営業戦略
男性客の「享楽」
◆第三章 遊興従事者のアガシ労働
アガシ労働
遊興従事者のアガシ労働
遊興店における危険のアウトソーシング
エピローグ 答えを探す旅路のなかで
推薦の言葉――クォンキム・ヒョンヨン/キム・ジュヒ
訳者解説
【著者プロフィール】
ファン・ユナ(???)
1988年生まれ。2013年から2022年までの10年間、反性売買人権行動/性売買被害支援相談所イルム(??)で活動。聖公会大学校NGO大学院実践女性学修士課程修了。現在、ソウル大学校人類学科博士課程在学。共著に、『不処罰――性売買女性たちを処罰する社会に投じるフェミニズム宣言』(ヒューマニスト、2022年)がある。
翻訳:森田智惠(もりた・ともえ)
1993年生まれ。同志社大学大学院博士後期課程。専攻は、朝鮮近現代史。