著者紹介
ヘンリー・ジェイムズ(著者):ヘンリー・ジェイムズ
Henry James(1843・4・15~1916・2・28)小説家。アメリカ生まれ。プラグマティズムの哲学者ウィリアム・ジェイムズは兄。幼時からヨーロッパでの滞在が長く、ハーバード大学へ入学するも中途退学し、76年にロンドンへ移住して以降、本格的な執筆活動に入る。最晩年にはイギリスに帰化するが、翌年、ロンドンにて死去。一作中人物の眼から他の登場人物や出来事を描くという、いわゆる「視点」を採用した作家として二十世紀の作家に大きな影響を与え、「心理小説」の先駆者とも称される。作品に『ロデリック・ハドソン』『アメリカ人』『デイジー・ミラー』『ある婦人の肖像』『ねじの回転』『鳩の翼』『使者たち』『金色の盃』など多数がある。