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「母なるものの元型」イメージがもたらす心の変容~事例に見る「二度生まれの心理療法」論~(箱庭療法学モノグラフ 第15巻)

井上 靖子  著

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価格 \4,070(税込)         
発行年月 2021年10月
出版社/提供元
創元社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 7p,246p
大きさ 21cm
ジャンル 和書/人文科学/心理学/臨床心理・精神療法
ISBN 9784422117492
商品コード 1033597025
NDC分類 146.8
基本件名 心理療法
本の性格 学術書/実務向け
新刊案内掲載月 2021年11月3週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1033597025

著者紹介

井上 靖子(著者):井上靖子(いのうえ・やすこ)
1963年、兵庫県神戸市生まれ。大阪女子大学大学院文学研究科社会人間学専攻修士課程修了。大阪府立大学大学院人間社会システム科学研究科にて学位取得。博士(人間科学)。現在、兵庫県立大学大学院教授。臨床心理士。公認心理師。
主な著書に『経験と理論をつなぐ心理学』(八千代出版,2020年,編著)、『生きる力を育てる臨床心理学』(保育出版社,2013年,分担執筆)。主な論文に「夢と描画表現にみる『母性』の傷つきと癒し」(ユング心理学研究,5,117-138,2013年)、「虐待を受けた子どもの遊戯療法――「母なるものの元型」のイメージ化とその両義性の結合の観点から」(兵庫県立大学環境人間学部研究報告第16号,11-21,2014年)、「南インドの床絵コーラムについての分析心理学的考察」(ユング心理学研究,10,131-150,2018年)など。

内容

元型の一つ、「母なるものの元型」は、生と死、慈母と恐母など相反するイメージが表裏をなし、中でも包み込む「容器」イメージが重要であるとされる。この両義性を持つ元型は、セラピストとの関係性の中でしばしば人知を超えた自律的な働きを見せ、クライエントの夢やイメージ表現として展開するが、セラピストはそれをいかに受け止め、また心の変容や治癒を導くのか。4事例から心理療法における治療的意義について考察を深める。

目次