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日本の長い戦後~敗戦の記憶・トラウマはどう語り継がれているか~
山岡 由美
翻訳
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在庫状況
お取り寄せ
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お届け予定日
10日間
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価格
\3,960(税込)
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発行年月 |
2017年07月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
12p,200p,56p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/歴史学/日本史 |
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ISBN |
9784622086215 |
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商品コード |
1024971679 |
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NDC分類 |
210.76 |
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基本件名 |
日本-歴史-昭和時代(1945年以後) |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2017年08月4週 |
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書評掲載誌 |
日本経済新聞 2017/09/02、東京・中日新聞 2017/09/03 |
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商品URL | https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1024971679 |
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著者紹介
橋本 明子(著者):1952年東京生まれ。イェール大学大学院社会学部博士号取得。米国ポートランド州立大学客員教授。イェール大学文化社会学研究所客員研究員。
内容
憲法改正、領土問題、歴史認識問題はなぜ、こんなにも軋轢を招くのか。アメリカで教える気鋭の社会学者が比較文化の視点から、日本の「敗戦の文化」を考察する。私たちが家族、学校、メディアをとおして触れる戦時の物語は多様だ――戦場で英雄だった祖父、加害の体験を話さずに逝った父、トラウマを解消できない被害者たち。それらの記憶は、史実に照らして見直されることなく共存し、家族内では、調和が最優先される語りが主観的に選び取られる。高校の歴史教科書・歴史漫画の分析からは、なぜ若い世代が自国に自信をもてないか、その理由が見えてくる。そしてメディアは、記憶に政治色をつけながら、それぞれ違う物語を映し出す。戦後70年を過ぎた今、不透明な過去に光を当て、問題の核心に迫る。