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書評掲載

絵師金蔵赤色浄土

藤原緋沙子  著

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価格 \1,925(税込)         
発行年月 2023年05月
出版社/提供元
祥伝社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 288p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784396636449
商品コード 1036131913
NDC分類 913.6
基本件名 絵金-小説
個人件名 絵金
書評掲載誌 東京・中日新聞 2023/07/15、産経新聞 2023/08/13
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1036131913

著者紹介

藤原緋沙子(著者):藤原緋沙子(ふじわらひさこ)
高知県生まれ。立命館大学文学部史学科卒。シナリオライターとして活躍する傍ら、小松左京主催の「創翔塾」で小説を志す。2013年に「隅田川御用帳」シリーズで第2回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。本書は土佐の絵師として人々の幸せを願い描き続けた金蔵の生涯を温かい眼差しで活写した渾身の時代小説。著者の作家生活20周年記念作品である。著書に「橋廻り同心・平七郎控」シリーズ(祥伝社文庫)他多数。

内容

「血の色は厄払いじゃ。万民の不安を払い落とすのじゃ」
幕末の土佐に生まれ「絵金」と呼ばれた、
艶やかな色彩で見る者を虜にした異才、激動の生涯。
作家生活20周年記念作品

幕末の動乱は土佐国も大きなうねりで呑み込んだ。様々な思想と身分の差から生じる軋轢は、人々の命を奪っていった。金蔵はそんな時代に貧しい髪結いの家に生まれた。類まれなる絵の才能を認められ、江戸で狩野派に学び「林洞意美高」の名を授かり凱旋。国元絵師となる。しかし、時代は金蔵を翻弄する。人々に「絵金」と親しまれながらも、冤罪による投獄、弟子の武市半平太の切腹、そして、土佐を襲う大地震……。金蔵は絵師として人々の幸せをいかに描くかに懊悩する。やがて、絵金が辿り着いた平和を願う究極の表現とは――。