KNOWLEDGE WORKER ナレッジワーカー



丸善のおすすめ度

漸近的安全性による重力の量子論へのアプローチ

太田 信義  著

在庫状況 お取り寄せ  お届け予定日 10日間 
価格 \4,950(税込)         
発行年月 2021年07月
出版社/提供元
丸善出版
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 7p,212p
大きさ 21cm
ジャンル 和書/理工学/物理学/理論物理学
ISBN 9784621306321
商品コード 1033407897
NDC分類 421.3
基本件名 量子力学
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2021年08月4週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1033407897

内容

宇宙における古典的な物理現象は、アインシュタインの一般相対論で概ね計算で説明がつくようになった。しかし、宇宙初期のビッグバン特異性を理解するには量子力学が必要である。もし、この2つの理論が統合できれば、重力の量子論(量子重力理論)は完成するのだが、課題が残り未完成の理論となっている。これまで多くの研究者がその課題に挑み、いくつもの理論が提唱されてきた。なかでも超弦理論やループ重力理論は有力候補と考えられてきたが、近年はあまりめぼしい進展が得られていない。そこで現在、別のアプローチ方法のひとつとして、「漸近的安全性」(Asymptotic Safety)に注目が集まっている。

本書では、漸近的安全性の概念を用いて量子重力理論にアプローチする。基礎から丁寧に幅広く解説する一方で、現時点での問題点も明確に提示し、今後この方向に興味を持ち、その問題に挑戦する学生や研究者に向ける一冊。

目次