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ペルソナ~脳に潜む闇~(講談社現代新書 2589)

中野 信子  著

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価格 \968(税込)         
発行年月 2020年10月
出版社/提供元
講談社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 238p
大きさ 18cm
ジャンル 和書/人文科学/哲学/概論・参考図書
ISBN 9784065214442
商品コード 1032364702
NDC分類 289.1
個人件名 中野/信子
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2020年11月5週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032364702

著者紹介

中野 信子(著者):1975年、東京都生まれ。脳科学者、医学博士、認知科学者。東京大学工学部応用化学科卒業。同大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。フランス国立研究所ニューロスピン(高磁場MRI研究センター)に勤務後、帰国。現在、東日本国際大学教授。著書に『サイコパス』(文春新書)、『キレる!』(小学館新書)、『悪の脳科学』(集英社新書)、『空気を読む脳』(講談社+α新書)ほか。テレビ番組のコメンテーターとしても活躍中。

内容

【発売1ヵ月で10万部突破! 脳科学者の記憶の闇へ潜っていくようなゾクゾクする感覚!】

人間関係が苦手だった私は、その原因を探ろうと、いつしか「脳」に興味を持つようになった――。

親との葛藤、少女時代の孤独、男社会の壁…人間の本質をやさしく見つめ続ける脳科学者が、激しくつづった思考の遍歴。著者初の自伝!

「脳は一貫していることの方がおかしいのだ。自然ではないから、わざわざ一貫させようとして、外野が口を出したり、内省的に自分を批判したりもするのである。一貫させるのは、端的に言えば、コミュニティから受けとることのできる恩恵を最大化するためという目的からにすぎない。

私たちは、複数の側面を内包しながら、これらを使い分けて生きている。私たちの世代はこれを自覚的にできる人が旧世代よりも増えただろうが、人間というのは世代を問わず、そういうふうにできている。仕様だといってもよいだろう。

わたしのペルソナ(他者に対峙するときに現れる自己の外的側面)は、わたしがそう演じている役である、といったら言い過ぎだと感じられるだろうか? あなたが、わたしだと思っているものは、わたしではない。一時的に、そういう側面を見て取ってもらっているだけのことである。

わたしは存在しない。これは悲しいことではない。透明な存在であることを嘆く必要はない。だからこそ、来るべき変化に対応することができるからだ。もう変化のときは来ている」(中野信子)

本書は、一度読めば心を病まずに済む「心のワクチン」である。


【読者からの反響、続々!】

「届くべき人に届いて欲しい。自分が見ている景色は、どうも多数派のそれとは違うらしいと気付いた、孤高の人たちに。そして、孤高の人を因数分解しようと躍起になる、私のような無遠慮な凡人に」(ジェーン・スーさん)

「正義論を振りかざし、こうあるべき論がはびこる生きにくい社会の中において私たちはどこか疲れている。空気を読む脳に疲れた私たちのための一冊」(MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店 伊藤由泰さん)

「『女である私は闘わなければならない』という呪いをかけられていたのかもしれない。働く女性として、未婚の女性として……私は闘わない。それが私のペルソナだ」 (くまざわ書店 営業推進部 阿部倫子さん)

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