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カフカの日記~1910-1923~ 新版
マックス・ブロート
編
谷口茂
翻訳
頭木弘樹
他
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在庫状況
お取り寄せ
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お届け予定日
10日間
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価格
\5,500(税込)
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発行年月 |
2024年04月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
551p,4p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/文学/ドイツ文学 |
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ISBN |
9784622096931 |
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商品コード |
1038306562 |
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NDC分類 |
945.7 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2024年05月4週 |
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書評掲載誌 |
朝日新聞 2024/05/25 |
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商品URL | https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038306562 |
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著者紹介
フランツ・カフカ(著者):(Franz Kafka)1883-1924。小説家。オーストリア=ハンガリー帝国のプラハ(現在はチェコ)のユダヤ人の家庭に生まれる。法律を学んだのち労災保険局に勤めながら作品を執筆。著作は数編の長編小説と多数の短編、日記および恋人などに宛てた膨大な量の手紙から成る。生前に『変身』など数冊の作品が出版されたが、ごく限られた範囲で知られるのみだった。死後、中断された長編『審判』『城』『失踪者』をはじめとする遺稿が友人マックス・ブロートの編集により発表され、世界的な評価をうけた。今日では20世紀の文学を代表する作家と見なされている。*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
マックス・ブロート(編者):(Max Brod)1884-1968。カフカと同じオーストリア=ハンガリー帝国のプラハ(現在はチェコ)生まれのユダヤ人。作家・評論家・作曲家。カフカの遺稿の管理人として、自己の信念にもとづきカフカの遺稿を次々に公刊、1935年からは『カフカ全集』の編集に尽力した。1939年パレスチナに移住、生涯の最後までテルアビブで活動した。著書は『フランツ・カフカ』ほか多数。*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
谷口茂(翻訳):(たにぐち・しげる)1933-2021。ドイツ文学者・宗教学者・小説家。明治学院大学名誉教授。著書に『若き医師の告白』(新潮社)『フランツ・カフカの生涯』(潮出版社)『宗教の人間学』(東京大学出版会)、編著に『内なる声の軌跡――劇作家ヘッベルの青春と成熟』(冨山房)などがある。訳書はローレンツ『鏡の背面』『人間性の解体』『自然界と人間の運命』(以上、思索社)ほか多数。*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
頭木弘樹(他):(かしらぎ・ひろき)文学紹介者。筑波大学卒。大学3年の20歳のときに難病になり、13年間の闘病生活を送る。そのときにカフカの言葉が救いとなった経験から、『絶望名人カフカの人生論』(新潮文庫)を編訳。他の編訳書に『絶望名人カフカ×希望名人ゲーテ』(草思社文庫)、著書に『カフカはなぜ自殺しなかったのか?』(春秋社)、近刊に『決定版カフカ短編集』『カフカ断片集』(共に新潮文庫)などがある。*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
内容
〈日記を読んで心を動かされる。これは今のぼくに、もはや少しの確信もないせいだろうか? あらゆるものがぼくには仮構であるように見える。他人のどんな言葉も、ぼくがたまたま見たどんな光景も、ぼくのなかのすべてのものを、忘れていたものやまったく無意味なものですら、別な方向へ転がしてしまう。ぼくは前にそうだったよりも確信がなく、ただ生命の力だけを感じている。そしてぼくは意味もなく空っぽだ。ぼくは本当に、夜、しかも山のなかで迷ってる羊か、もしくはその羊のあとを追いかける羊のようなものだ。こんなに見捨てられていながら、それを嘆き悲しむ力を持っていないのだ〉(1913年11月19日)
カフカの研ぎ澄まされた五感が捉えた日常、それを受けとめるカフカの心の世界。書くことへの思い、フェリーツェはじめ女性への苦悩、父との葛藤、不眠の苦しみ、ユダヤ人社会のこと、詳細な夢の描写、さまざまな創作スケッチ… そのすべてはカフカの文学に連なり、それ自体が文学になっている。
新潮社版『決定版カフカ全集』(全12巻)の第7巻(1992)を底本に、日記文学の金字塔を、カフカ没後100年の2024年、新たに世におくる。