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【トマ・ピケティ著 資本とイデオロギー】

Capital and Ideology hardcover 1104 p. 20

Piketty, Thomas, Goldhammer, Arthur  著

在庫状況 自社在庫有り  お届け予定日 3~4日 
価格 特価  \7,945(税込)         
発行年月 2020年03月
出版社/提供元
Harvard University Press
出版国 アメリカ合衆国
言語 英語
媒体 冊子
装丁 hardcover
ページ数/巻数 1104 p.
ジャンル 洋書/社会科学/経済学/各国の経済事情・経済史
ISBN 9780674980822
商品コード 1030761359
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2019年12月
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1030761359

内容

トマ・ピケティのベストセラー『21世紀の資本』は、不平等に対する世界的な議論を巻き起こしました。続く本書「Capital and Ideology」は、政治、イデオロギーと歴史に対する我々の考え方に大きな変革をもたらそうとする大胆な続編です。ピケティは過去千年間にわたって不平等を継続させてきた思想を提示し、今日の右派と左派による表面的な政治が役に立たない原因を明らかにするとともに、より公正な経済システムの構造の概要を示します。
ピケティによれば我々の経済は、必然的事実ではありません。市場、利益、資本という概念はいくつかの選択によって歴史的に構築されてきたものです。本書において、対立する社会的手段間の物質・イデオロギーの交流は、奴隷制や農奴制、植民地主義、共産主義、ハイパーキャピタリズムをもたらし、何十億人もの生活を形作ってきた様を論じています。
ピケティは、何世紀にもわたる人類の進展の大きな原動力は平等への格闘と教育であり、よく言われるような財産権の主張や安定の希求ではない、と結論づけています。また、その人類の進展を妨げている1980年代からの極端な不平等の新時代の到来の原因は、一つには共産主義への反発ではあるが、無知や知の細分化、アイデンティティ政治の行き詰まりも原動力となっていることも示しています。