KNOWLEDGE WORKER ナレッジワーカー



書評掲載

ミュージック・ヒストリオグラフィー~どうしてこうなった?音楽の歴史~

松本 直美  著

在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \2,200(税込)         
発行年月 2023年05月
出版社/提供元
ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 302p
大きさ 21cm
ジャンル 和書/人文科学/芸術/音楽
ISBN 9784636101164
商品コード 1035908355
NDC分類 762
基本件名 音楽-歴史
書評掲載誌 読売新聞 2023/08/06、毎日新聞 2023/08/12
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1035908355

著者紹介

松本 直美(著者):京都市生まれ。英国ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ音楽学部上級講師。専門は歴史的音楽学、特にオペラ研究。愛知県立芸術大学音楽学部声楽専攻卒業、トリニティ音楽大学大学院声楽専攻修了、ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ音楽学部大学院修士課程ならびに博士課程修了。17世紀及び19世紀のオペラの研究でこれまでにOverseas Research Scheme Award、British Federation of Women Graduates National Award、Gladys Krieble Delmas Foundation British Award、イタリア ルッカ市ロータリークラブ プッチーニ研究コンクール特別賞などを受賞。

内容

音楽史学(=ミュージック・ヒストリオグラフィー)で読み解く、まったく新しい音楽史の世界!

バロック時代のバッハ、古典派のモーツァルト、ロマン派の幕を開けたベートーヴェン……音楽史を少しでも習ったことがある人には馴染みのある時代区分や作曲家の名前。肖像画とセットで思い浮かべる人や、「伝記を読んだことがある!」という人も多いはず。
けれど、 よく見ると“音楽史”には日本史や世界史ではありえない、おかしな点がたくさんあるのです。

どうしてこうなった? そして、音楽史はこれからどう書かれるのか?

本書では過去から現在までの「音楽史の書かれ方」を振り返り、新たな視点でアップデートし続ける音楽史の最前線をご案内します。



-----------------------
「ヒストリオグラフィー」とは、英和辞典では「歴史学」あるいは「修史(歴史書を編纂すること)」と定義されていることが多いようですが、実際のニュアンスは少し違います。これは元々、ヒストリー(history=歴史)と グラフィー(- graphy=書くこと)が合わさってできた言葉で、そのものずばり「歴史を書くこと」を意味しました。そして近年では「歴史がどのように語られてきたのか、これまで歴史家が過去の出来事をどのように解釈し、どのように評価してきたのか」を論じる学問を指す言葉となっています。この本でこれから展開していくのは、まさに音楽についての「ヒストリオグラフィー」的考察なのです。(本文より)
-----------------------

目次