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丸善のおすすめ度

なぜ保守化し、感情的な選択をしてしまうのか~人間の心の芯に巣くう虫~

シェルドン・ソロモン, ジェフ・グリーンバーグ, トム・ピジンスキー  著

大田直子  翻訳
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \2,420(税込)         
発行年月 2017年02月
出版社/提供元
合同出版
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 276p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/心理学/実験心理
ISBN 9784772695541
商品コード 1023742506
NDC分類 141.6
基本件名 恐れ
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2017年03月3週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1023742506

内容

なぜ私たちは自分の価値観、文化、国家を守ろうとし、
そうではない相手を傷つけてしまうのか?

偏見・差別、愛国心、テロや暴力から、
個人の選択のかたよりーー消費・セックス・健康・美しさーーまで、
いま注目の「恐怖管理理論」が
その心理メカニズム、陥りやすいタイプ、対処法を明かす!

**自分の存在が脅かされる「恐れ」を、無意識にせよ感じると・・・ **

・高い買い物をしたくなる ・敵と戦いたがる ・有名になろうとする
・リスクの高い行動をしたくなる ・従来の道徳・価値観を守ろうとする
・異性の肉体への興味が薄れる ・超自然現象に関心を抱くようになる ・・・

 ・・・そして、 信念の異なる他者の死は、自分の不安を和らげる!・・・

なぜ?
人間の心と文化の根源からさぐり、
多数の心理実験とともに、「保守化」の正体を暴き出す。
 
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::著者:: シェルドン・ソロモン、ジェフ・グリーンバーグ、トム・ピジンスキー
それぞれ、スキッドモア大学、アリゾナ大学、
コロラド大学・コロラドスプリングス校の心理学教授。
ともに「恐怖管理理論」の提唱者であり、 共同研究者として知られる。
その成果は、現代のさまざまな動向を解読するカギ として、大きな注目を集めている。

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::目次::

はじめに:私たちの行動の原動力となるもの

◎第1部 恐怖管理とは何か
第1章: 人間は死の恐怖管理を求める
第2章: 文化的世界観によって守られる
第3章: 自尊心が壊れるとき

◎第2部 文化の根源
第4章: 儀式・芸術・神話・宗教の成り立ち 
第5章: 死を乗り越える方法(1) 文字どおりの不死
第6章: 死を乗り越える方法(2) 象徴的不死

◎第3部 人間の心理・社会を読み解く
第7章: なぜ悪と暴力が栄えるのか
第8章: 動物性を遠ざける
第9章: 二つの心理的防衛
第10章: 精神障害と恐怖管理のかかわり
第11章: 死とともに生きる

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::絶賛!::

自分では気づかない恐れが、私たちを動かす大きな力となっていることを明かした、実に独創的な研究だ。
ーーダニエル・ギルバート(ハーバード大学・社会心理学教授)

重要で、きわめて面白く、人生を変える可能性を秘めた本。
ーー『ガーディアン』