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社会主義の理念~現代化の試み~(叢書・ウニベルシタス 1132)

アクセル・ホネット  著

日暮 雅夫, 三崎 和志  翻訳
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \3,520(税込)         
発行年月 2021年08月
出版社/提供元
法政大学出版局
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 8p,224p,6p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/総記/総記/百科事典・辞典・各種辞典・地図・年表・人名事典
ISBN 9784588011320
商品コード 1033522566
NDC分類 309.3
基本件名 社会主義
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2021年10月1週
書評掲載誌 読売新聞 2021/10/31、読売新聞 2021/12/27
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1033522566

著者紹介

アクセル・ホネット(著者):(Axel Honneth) 1949年ドイツのエッセンで生まれる。1983年にベルリン自由大学で哲学の博士号を取得。ゲーテ大学フランクフルト・アム・マイン哲学・歴史学部教授、フランクフルト社会研究所所長、国際ヘーゲル学会会長などを歴任、現在はコロンビア大学人文学部哲学科教授。フランクフルト学派第三世代の代表的存在。著作に、『自由であることの苦しみ──ヘーゲル『法哲学』の再生』(未來社)、『権力の批判──批判的社会理論の新たな地平』、『承認をめぐる闘争──社会的コンフリクトの道徳的文法〔増補版〕』、『正義の他者──実践哲学論集』、『物象化──承認論からのアプローチ』、『見えないこと──相互主体性理論の諸段階について』、『私たちのなかの私──承認論研究』、『理性の病理──批判理論の歴史と現在』、ナンシー・フレイザーとの論争的共著『再配分か承認か?──政治・哲学論争』(以上、法政大学出版局)、などがある。
日暮 雅夫(翻訳):1958年生まれ。立命館大学産業社会学部教授。社会哲学。主な著作に、『討議と承認の社会理論──ハーバーマスとホネット』(勁草書房、2008年)、『現代社会理論の変貌──せめぎ合う公共圏』(共編著、ミネルヴァ書房、2016年)、アクセル・ホネット『理性の病理──批判理論の歴史と現在』(共訳、法政大学出版局、2019年)など。
三崎 和志(翻訳):1963年生まれ。東京慈恵会医科大学医学部教授。哲学。主な著作に、『西洋哲学の軌跡──デカルトからネグリまで』(共編、晃洋書房、2012年)、『私たちのなかの私──承認論研究』(共訳、法政大学出版局、2017年)、トーマス・セドラチェク+デヴィッド・グレーバー『改革か革命か──人間・経済・システムをめぐる対話』(共訳、以文社、2020年)、マーヤ・ゲーペル『希望の未来への招待状──持続可能で公正な経済へ』(共訳、大月書店、2021年)など。

内容

グローバルな資本主義的市場経済が席巻し、労働条件や社会経済に対する人々の不満が増大するなか、かつてユートピアを提起し、明るい未来像も提供した社会主義は、その輝きを失った。しかし、希望なき時代の希望として、その理念の種火は活きている。社会主義を産業主義の枠組みから引き剥がし、新たな社会理論として、現代の実際の現実に見合うよう再構成する。承認論の第一人者による画期的な試み。

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