内容
**************
村山由佳氏 絶賛
ラストの情景はぴたりと見事に着地が決まって、これしかないという美しさだ。
ひとは、こういうカタルシスを覚えたくて物語を読むのだろう。
**************
凄絶な愛の物語。
父が壊した女。それでも俺は、あの女が描きたい――。
【内容紹介】
若き日本画家・竹井清秀は、病で死が迫っていた。
ある晩、緊急事態が起きたと連絡を受け、
絶縁していた天才料理人の父・康則のマンションへ向かう。
目の当たりにしたのは、父の死体。
そして、全裸の少女。
彼女は、康則によって十一年間ここに閉じ込められていた――。
芸術と愛、その極限に迫る圧巻の衝撃作。