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書評掲載
丸善のおすすめ度

黙々~聞かれなかった声とともに歩く哲学~

高 秉權  著

影本 剛  翻訳
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \2,860(税込)         
発行年月 2023年11月
出版社/提供元
明石書店
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 250p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/哲学/概論・参考図書
ISBN 9784750356549
商品コード 1037844896
NDC分類 104
基本件名 哲学
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2024年01月1週
書評掲載誌 毎日新聞 2024/02/17
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1037844896

著者紹介

高 秉權(著者):長いあいだ研究者たちのコミューンであるスユノモで勉強や講義を行ってきた。現在は障害者差別に抗って勉強や闘争をする「ノドゥル障害者夜学」と、読むことに熱情を持つ人びとの空間「読むことの家」で活動している。ソウル大学社会学科で「西ヨーロッパにおける近代的貨幣構成体の形成」で博士学位を取得し、これまで二〇年ほど様々なテーマで著書を編んできた。ニーチェに関する研究書に『ニーチェ、千の目千の道』『ニーチェの危険な本、ツァラトゥストラはこう言った』『アンダーグラウンド・ニーチェ』『ダイナマイト・ニーチェ』があり、社会運動と民主主義に関する著書として『追放と脱走』『民主主義とは何か』『占拠、新しいガバメント』などがあり、様々な現場で人文学を勉強しながら浮かんだ悩みを込めたエッセイに『高酋長、本で世の中を語る』『「生きていく」』『哲学者と下女』(今津有梨訳、インパクト出版会、2017)などがある。最近はマルクスの『資本論』を解説した『ブッククラブ資本』シリーズ(全12巻)を刊行した。現在は人間の限界ないし境界としての障害について研究している。
影本 剛(翻訳):朝鮮文学専攻。大学非常勤講師。韓国語共著に『社会主義雑誌『新生活』研究』『境界から見た災難の経験』『革命を書く』などがある。日本語への訳書にクォンキム・ヒョンヨン編『被害と加害のフェミニズム』(共訳)、金賢京『人、場所、歓待』、李珍景『不穏なるものたちの存在論』があり、韓国語への共訳書に金時鐘『失くした季節』、栗原幸夫『プロレタリア文学とその時代』などがある。

内容

ディオゲネス/ニーチェ/マルクス/魯迅……。現代韓国社会の問題を現場から見つめる哲学者が世間の「正しさ」と「当たり前」の裏側にある欺瞞と差別意識を解き明かし、希望と絶望の間で生き抜くヒントを与える革新的思索集。

目次