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死なないやつら~極限から考える「生命とは何か」~(ブルーバックス B-1844)

長沼 毅  著

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価格 \1,100(税込)         
発行年月 2013年12月
出版社/提供元
講談社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 237p
大きさ 18cm
ジャンル 和書/生命科学、医学、農学/生物学/生物学一般
ISBN 9784062578448
商品コード 1014196258
NDC分類 460.4
基本件名 生命科学
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2014年02月2週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1014196258

内容

小さなチャンピオンたちが教えてくれること。生命とは何か? この根源的な問いに、私たちはいまだに答えることができない。ならば、極端な「エッジ」を眺めて考えてみよう。超高温、超高圧、高塩分、強放射線、強重力……過酷な環境をものともしない極限生物たちの驚異の能力と、不可解きわまる進化。そこには「不安定な炭素化合物」として40億年も続いた生命という現象の本質がある。


生命とは何か? かつて多くの賢者が考えあぐねてきたこの根源的な問いに、私たちはいまだに答えることができません。
ならば、極端な「エッジ」を眺めてその本質をあぶりだしてみよう、というのが本書の出発点です。
超高温、超高塩分、強度の放射線、強度の重力……
過酷な環境をものともしない「極限生物」たちの驚異的なたくましさは、過剰としかいいようがありません。
ヒトの致死量の1000倍以上の放射線に耐えるやつ、地球上に存在しない強烈な重力に耐えるやつ…思わず「その能力、いらんやろ?」とツッコみたくなります。
わずか1マイクロメートルほどの微生物にすぎない彼ら、小さなチャンピオンたちを見ていると
「いったいなぜこんな進化をとげたのか?」という疑問にとりつかれ、「生命」がますますわからなくなってきます。
そして、人類は本当に地球でもっとも進化した生物なのかどうかも、怪しく思えてきます。地球最強の生物は「ハロモナス」かもしれません!
しかし、実はこの「わけのわからなさ」にこそ生命の本質があります。
酸化も還元もしない「不安定な炭素化合物」であるにもかかわらず、生命が地球上で40億年も続いてきた謎の答えがあるのです。
なぜ宇宙に生命ができたのか? これから私たちはどう進化していくのか? 
次々に突きつけられる問いを考えていくうちに、生命についての見方がまったく変わってしまう経験があなたを待っています。
世界中の極限環境を歩いた「科学界のインディ・ジョーンズ」の面目躍如、文句なしに面白くてエキサイティングな生命論です!

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