境界と暴力の政治学~安全保障国家の論理を超えて~
土佐 弘之 著
著者紹介
内容
目次
序 動物化を昂進するグローバル内戦とそのメタ・ポリティクス 第Ⅰ部 政治的暴力の現代的位相 Ⅰ ポスト世俗化時代における原理主義的アイデンティティ・ポリティクス Ⅱ Gゼロ時代のユーラシアにおける文明的圏域の思想――動員されるジオボディ・ポリティクス Ⅲ クロノトポスの政治的変容――四千年文明国家と百年国恥地図 Ⅳ 方法としてのチベット Ⅴ 否認の政治と窪地からの声――マスキュリニティの危機との関連で Ⅵ 現実を切り捨てる「現実主義」――マスキュリニティの再編との連関 第Ⅱ部 「周辺化された現実」から「理想の力」へ Ⅶ ジオボディ・ポリティクスの超克 Ⅷ 「〈非国-民〉の思想」の潜勢力――詩的想像力・再考 Ⅸ 交差するラインを超えて――人権ギャップ縮小を志向する政治 Ⅹ 「戦後かつ戦中」における脱セキュリタイゼーションの可能性――国連安保理決議一三二五をめぐる問題から考える Ⅺ 脆い生をケアする倫理――下からの平和な関係性の構築 Ⅻ 方法としてのゾミア――リヴァイアサンを内破する野生のデモクラシー あとがきにかえて――過剰な安全保障国家化という問題について 初出一覧 注