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なぜ、無実の人が罪を認め、犯罪者が罰を免れるのか~壊れたアメリカの法制度~
川崎友巳,
佐藤由梨,
堀田周吾,
宮木康博,
安井哲章
翻訳
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在庫状況
有り
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お届け予定日
3~4日
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価格
\2,750(税込)
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発行年月 |
2024年02月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
229p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/法律/総記 |
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ISBN |
9784120057397 |
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商品コード |
1037995646 |
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NDC分類 |
327.953 |
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基本件名 |
司法制度 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2024年03月5週 |
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書評掲載誌 |
朝日新聞 2024/03/16 |
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商品URL | https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1037995646 |
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著者紹介
ジェド・S・レイコフ(著者):ジェド・S・ラコフ
ニューヨーク南部連邦地方裁判所判事。コロンビア大学およびニューヨーク大学ロースクール非常勤教授。1996年に判事に就任以来、1800以上の法廷意見を執筆。2011年に、リーマンショックによる大不況に至るまでの銀行の住宅ローン投資の取扱いにつき、証券取引委員会とCITIグループの間で、2億8500万ドルの和解が合意に達した際に、銀行が自らの責任を認めていないこと、政府が誰の刑事責任も問うていないことを批判し、この案を却下したことで、社会の注目を集めた(後に、控訴裁判所で、地裁の判断は破棄され、合意は承認された)。科学捜査に関する全米委員会委員長、目撃者証言に関する全米科学委員会共同委員長。『ニューヨーク・タイムズ』紙・書評欄レギュラー執筆者。2014年には、『フォーチュン』誌の世界の偉大なリーダー50人に選出された。
川崎友巳(翻訳):川崎友巳 同志社大学法学部教授。1969年生まれ。同志社大学大学院法学研究科から同大学法学部助手、専任講師、准教授を経て現職。刑事法専攻。著書に、『企業の刑事責任』(成文堂、2004)、『犯罪タイポロジー』(成文堂、第2版、2014)、論文に、"Review of Comparative Studies on White-Collar and Corporate Crime" Merissa L. Rorie ed., The Handbook of White-Collar Crime ( Wiley Blackwell, 2019) など。
佐藤由梨(翻訳):佐藤由梨 同志社大学法学部准教授。1990年生まれ。同志社大学大学院法学研究科から同大学法学部助教を経て現職。刑事法専攻。論文に、「少年法における刑事処分相当性・保護処分相当性についての一考察:アメリカ少年司法との比較から」同志社法学71巻6号(2020年)、「アメリカ刑事手続における二重の危険の原則の『危険』の意義」同志社法学74巻1号(2022年)など。
堀田周吾(翻訳):堀田周吾 東京都立大学法学部/法科大学院教授。1978年生まれ。東京都立大学大学院から同大学助手、駿河台大学准教授などを経て現職。刑事訴訟法専攻。著書に、『被疑者取調べと自白』(弘文堂、2020)(単著)、『法学学習Q&A』(有斐閣、2019)(共著)、論文に、「刑事裁判における公開主義について―被害者保護の観点から」法学会雑誌62巻1号(2021)など。
宮木康博(翻訳):宮木康博 名古屋大学法学部教授。1974年生まれ。同志社大学大学院法学研究科から東洋大学法学部専任講師、准教授、名古屋大学法学部准教授を経て現職。刑事法専攻。共著書に、『NBS刑事訴訟法』(日本評論社、2022)、『刑事訴訟法判例集』(有斐閣、2023)、共訳書に、An Introduction to Japanese Criminal Procedure Law(Yuhikaku, 2022)、論文に、「ドイツにおけるおとり捜査をめぐる新たな動向」山口厚ほか編『寺崎嘉博先生古稀祝賀論文集[上巻]』(成文堂、2021)など。
安井哲章(翻訳):安井哲章 中央大学法学部教授。1977年生まれ。中央大学大学院法学研究科から桃山学院大学法学部専任講師、中央大学法学部准教授を経て現職。共著書に、『プロセス講義刑事訴訟法』(信山社、2016年)、論文に、「合衆国憲法第五修正の自己負罪拒否特権の誕生」(法学新報127巻9・10号)など。
内容
◎もくじ
1 大量投獄の惨劇
2 なぜ無実の人々が罪を認めるのか
3 なぜ目撃者の証言はしばしば間違っているのか
4 死刑は消え去るか?
5 科学捜査の過ちと未来
6 脳科学と法―やっかいな仲間たち
7 なぜ上級市民は起訴を免れるのか
8 司法の延期は司法の否定
9 法的監視の縮小
10 法におけるテロとの戦いに関する戦い
11 行政部門への過度な服従
12 裁判所を当てにするな
13 裁判所で幸せはつかめない
訳者解説