丸善のおすすめ度
両義の表現
|
在庫状況
お取り寄せ
|
お届け予定日
10日間
|
|
|
価格
\5,280(税込)
|
|
|
|
発行年月 |
2021年05月 |
---|
|
|
言語 |
日本語 |
---|
媒体 |
冊子 |
---|
|
|
ページ数/巻数 |
5p,341p |
---|
大きさ |
22cm |
---|
|
ジャンル |
和書/人文科学/芸術/美術理論・美術史 |
---|
|
|
ISBN |
9784622090144 |
---|
|
商品コード |
1033007278 |
---|
NDC分類 |
704 |
---|
基本件名 |
芸術 |
---|
|
本の性格 |
学生用 |
---|
|
新刊案内掲載月 |
2021年06月2週 |
---|
書評掲載誌 |
毎日新聞 2021/07/31 |
---|
商品URL | https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1033007278 |
---|
著者紹介
李禹煥(著者):美術家。1936年、韓国慶尚南道に生まれる。幼年期を通して文人として知られた黄東樵から詩・書・画を教わる。1956年、ソウル大学校美術大学を中退し、来日。1961年、日本大学文学部卒業。1967年、東京・サトウ画廊個展以来、前衛的な芸術表現で国際的に活躍。1968年頃から起こった「もの派」運動の柱として知られ、パリ・ビエンナーレ、カッセル・ドクメンタ、ヴェネツィア・ビエンナーレ他多くの国際展に出品。クンストムゼウム・ボン、グッゲンハイム美術館、ヴェルサイユ彫刻プロジェクト、神奈川県立近代美術館他、内外の多くの美術館で個展・グループ展多数。多摩美術大学名誉教授、パリ国立エコール・デ・ボザール招聘教授。2010年、香川県直島に福武財団による李禹煥美術館開館。2019年、ニューヨーク郊外のディア・ビーコン美術館にLee Ufan corner開設。
内容
「私は制作行為はしているが、アートを作っているのではない。私は筆や絵具やキャンバスに働きかけて、アートを引き起こす作業をしている。まるで近代的な植民地のように、キャンバスをアーティストの理念の実現で埋め尽くすこととは違う。私は自己を磨き限定しつつ、世界と刺激的に関わり、アートが発生するよう願う」――
練磨された自己の身体を介して、描かざるものと描くもの、作らざるものと作るものが出会う時、作ること自体の出来事性、現場性の中で、まわりの空間が刺激され、見る者をも関わらせながら、ぶつかり合い、響き合う。
「もの派」運動の支柱として芸術を解体構築し、新たな地平を拓いた1970年代から、東洋的、オリエンタリズムというレッテルを峻拒して、独自の作品を生み出してきた半世紀におよぶ道のりの中で、絵筆とともにつねにペンを握り、書きつづけてきた李禹煥の文章を編む。