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書評掲載

春のとなり

高瀬 乃一  著

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価格 \1,760(税込)         
発行年月 2024年05月
出版社/提供元
角川春樹事務所
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 237p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784758414647
商品コード 1038079862
NDC分類 913.6
書評掲載誌 東京・中日新聞 2024/05/25
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038079862

著者紹介

高瀬 乃一(著者):高瀬 乃一(たかせ・のいち)
1973年愛知県生まれ。名古屋女子大学短期大学卒業。青森県在住。2020年「をりをりよみ耽(ふけ)り」で第100回オール讀物新人賞を受賞。その後、「オール讀物」「小説新潮」などで短編を発表。2022年デビュー作『貸本屋おせん』で第13回本屋が選ぶ時代小説大賞候補、第12回日本歴史時代作家協会賞新人賞を受賞。

内容

人は命ある限り、幾度でもやり直せる。

「夫は無実でございます」
奈緒は義父と深川で暮らしはじめるが――
『貸本屋おせん』で、時代小説界に鮮やかにデビューした、期待の新鋭による飛翔の傑作長篇。

奈緒は、夫の仇を討つため、義父の文二郎と信州から江戸へやってきた。
ふたりは暮らしを立てようと、深川で薬屋を営むが、医者である文二郎の元には、貧しく医者代の払えない病人やけが人が次々と駆け込んでくるようになっていた。
そんなある日、深川の芸者・捨て丸が、惚れ薬を作ってほしいといってくる。
捨て丸の相手は、なんと有名な本草学者であった……。
奈緒たちは、藩の秘め事に巻き込まれながらも、市井の人々のたくましさと優しさに触れ日々の暮らしを愛するようになるが――