内容
本書は、理工学部の学生や大学院生およびエンジニア、研究者を対象にしたMATLAB の入門書であり、ハンドブックとして使えるように考慮してある。
第2版の特徴は以下の通りである。
1.初版で説明した簡単で単純な旧来の手法を踏襲しつつも、バージョン R2009a の新しい機能についても積極的に取り入れて説明を加えている。
2.初版に掲載したリファレンスリストは削除し、コマンドや関数とそれらの短い説明を表にまとめ、詳しい索引を付けた。コマンドや関数の詳しい説明は適宜オンラインマニュアルを参照する形にしている。
3.本文で説明したコマンドや関数の具体的な使い方を、実際に使う状況をシミュレートした練習という形にまとめた。多くの練習は他の練習とは独立して読むことができる。練習には簡単な内容説明をつけて練習目次を作ったので、目的に合った練習を検索することができる。
4.ツールボックスを使わず、MATLAB本体だけでできる信号処理、画像処理、ウェーブレット