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家族のゆくえは金しだい

信田 さよ子  著

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価格 \1,870(税込)         
発行年月 2016年07月
出版社/提供元
春秋社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 244p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/社会科学/社会学/家族・世代
ISBN 9784393366417
商品コード 1021589076
NDC分類 367.3
基本件名 家族関係
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2016年08月3週
書評掲載誌 読売新聞 2016/11/06
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1021589076

著者紹介

信田 さよ子(著者):1946年生まれ。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。臨床心理士。原宿カウンセリングセンター所長。著書に「母が重くてたまらない」「アダルト・チルドレンという物語」「父親再生」など。

内容

安泰で幸福であってこそ、家族――。広く信じられてきたこのイメージは、もはや幻想である。そのことは、親子、夫婦、兄弟姉妹の関係で悩む人が多い事実からも言えるだろう。「絆」や「愛」だけでは解決しない。私たちは、そろそろ、この現実と向き合わなくてはならない。無職の子どもと、親。「持てる世代」の親と墓守娘。引きこもりや依存症。経済的DV、離婚……。家族問題と長年とりくんできた臨床心理士の著者は、家族問題をとく鍵は、「お金」だと指摘する。本書において、豊富な事例とともに、問題の根幹、現代社会の影響を浮かび上がらせ、具体的な提言もこころみる。「信頼関係がなくなったとき家族の権力・支配構造があらわになる。そうであるなら、むしろそれを駆使し、活用して信頼関係の再構築ができないだろうか。お金の出し方を工夫し、操作して、息子や娘の回復を図る。その工夫を説明しているのが本書の特徴だ」とことんリアルな事例とともに、ありうべき展望を描く、信田さよ子の決定版家族論。