Victorian Household Management (ES 5-vol. set) H 5 Vols., 2500 p. +和文解説書 12
内容
19世紀、数多くの家政読本が、イギリス中流階級における「家庭の天使」の役割を負った婦女子たちのために、料理、育児、看護、掃除、洗濯、冠婚葬祭、使用人の管理など日常の家事一般を指南する手引として出版されました。チャールズ・ディケンズなどの19世紀英国小説の一場面にも、しばしば登場します。
本文献集は、この時代の最も特徴的な書物を精選し、英国19世紀文化・文芸研究、女性史研究の資料として提供するものです。『ビートン夫人の家政書』(Mrs. Beeton's Book of Household Management, 1861)にも影響を与えたイライザ・アクトンによる古典的料理書、禁酒運動と女性の地位向上に尽くしたクララ・ルーカス・バルフォアが労働者階級、女中を雇うことができない主婦層に向けて書いた家政書『家族の友』の発行人ロバート・ケンプ・フィルプのそれぞれ特色の異なる3著作、名言アンソロジーの編集手法を活かしたヘンリー・サウスゲイトの新婦向け便覧が選ばれています。