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国際法以後
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お届け予定日
10日間
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価格
\4,070(税込)
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発行年月 |
2024年01月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
305p,34p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/法律/国際公法 |
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ISBN |
9784622096672 |
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商品コード |
1037837154 |
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NDC分類 |
329 |
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基本件名 |
国際法 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2024年02月2週 |
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書評掲載誌 |
朝日新聞 2024/07/20 |
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商品URL | https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1037837154 |
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著者紹介
最上敏樹(著者):(もがみ・としき)
1950年、北海道生まれ。1974年東京大学法学部卒業、同大学院修了。国際基督教大学教授、同平和研究所所長、同ロータリー平和センター所長を経て、同名誉教授。ついで早稲田大学教授、同名誉教授。のちバーゼル大学(ヨーロッパ国際問題研究所)客員教授、同・顧問会議委員。専攻は国際法、国際機構論、平和研究。主著に『ユネスコの危機と世界秩序――非暴力革命としての国際機構』(東研出版、1987)、『国連システムを超えて』(岩波書店、1995)、『国際機構論』(東京大学出版会、1996)、『人道的介入』(岩波新書、2001)、『国連とアメリカ』(岩波新書、2005)、『国境なき平和に』(みすず書房、2006)、『いま平和とは』(岩波新書、2006)、『国際立憲主義の時代』(岩波書店、2007)、『国際機構論講義』(岩波書店、2016)など。エッセー集に『未来の余白から I、II』(婦人之友社、2018、2021)。論文多数。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
内容
ロシアのウクライナ侵略、イスラエルによるパレスチナ占領、自治区ガザへの大規模攻撃。世界は国際法が堂々と破られるさまを見続けてきた。国際法はなぜこれほど無力なのだろう。しかし、国際法の実効性が脆弱なことは以前から明白であったし、そもそも国際法と呼ばれるものの中味も統一的ではない。にもかかわらず、そうした問題が真摯に議論されることはあまりなかった。本書が国際法を「奇妙な法」と呼び、国際法学を「奇妙な学問」と呼ぶのはそのためである。
とはいえ、国際法学の内部で国際法の批判的検討が皆無だったわけではない。それはマルティ・コスケニエミ、アンソニー・カーティ、ロザリン・ヒギンズ、デイヴィッド・ケネディらによって担われてきた。本書では、こうした研究者の議論を整理・検討し、その成果を糧とすることで、既存の国際法の〈後〉に来るべきものについて、筆者独自の展望を切り拓いている。
実効性なき国際法の構造的問題は、これ以上看過できないところまで来ている。国際法学の内部で批判が行われるだけでは不十分だろう。国際法の再構築は、決して法の専門家だけに委ねられるべき事柄ではないのである。