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書評掲載

蕪村~己が身の闇より吼て~

小嵐 九八郎  著

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価格 \2,145(税込)         
発行年月 2018年09月
出版社/提供元
講談社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 349p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784065125946
商品コード 1028351818
NDC分類 913.6
基本件名 与謝蕪村-小説
個人件名 与謝/蕪村
書評掲載誌 産経新聞 2018/10/28
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1028351818

内容

享保の改革のころ、15歳の男が叔父を殺めて大坂から京へ逃れていった。河原で乞食をしたのち、僧・弁空のもとで寺男になる。寺で画と俳諧に興味を持ち始めた男は、京を発ち江戸へと向かう決意をする。江戸では俳諧の師匠・宋阿に弟子入りし、宰鳥と名乗る。だが間もなくして宋阿が亡くなり、下総の結城へ。そこを拠点に奥州や北関東への旅を繰り返す。28歳で俳号を蕪村に改め、いよいよ画と句と書に力を注ぎこみ……。


江戸時代中期。享保の改革が行われていたころ、15歳の男が叔父を殺めて大坂から京へ逃れていった。男は河原で乞食をして暮らすようになるが仲間に殺されかけ、浄土宗の僧・弁空のもとで寺男になる。そこで画と俳諧に興味を持ち始めた男は、京を発ち江戸へ向かうことを決意する。凶々しい痕跡を消し去り、さすらいの身になるためにも。江戸では弁空に紹介された俳諧の師匠・宋阿を頼り、弟子入りする。のちに男は宰鳥と名乗る。だが間もなくして師の宋阿が亡くなり、下総は結城の兄弟子・雁宕の食客となる。それからは結城を拠点に、芭蕉の足跡を辿るように奥州や北関東への旅を繰り返していた。28歳のとき宰鳥は俳号を蕪村に改め、いよいよ画と句と書に力を注ぎこもうとしていた。そして36歳にして、ついに京に戻ることに……。

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