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書評掲載

万事快調(オール・グリーンズ)

波木 銅  著

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価格 \1,540(税込)         
発行年月 2021年07月
出版社/提供元
文藝春秋
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 309p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784163913964
商品コード 1033388525
NDC分類 913.6
書評掲載誌 産経新聞 2021/08/01、読売新聞 2021/09/05
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1033388525

内容

満場一致で第28回松本清張賞を受賞
時代の閉塞感も、小説のセオリーも、すべて蹴散らす、弱冠21歳の現役大学生による破格のデビュー作

このクソ田舎とおさらばするには金! とにかく金がいる! だったら大麻、育てちゃえ(学校の屋上で)。

茨城のどん詰まり。クソ田舎の底辺工業高校には噂があるーー。表向きは園芸同好会だが、その実態は犯罪クラブ。メンバーは3人の女子高生。彼女たちが育てるのは、植物は植物でも大麻(マリファナ)だった!
ユーモラスでオフ・ビートな文体が癖になる、中毒性120%のキケンな新時代小説


おもしろかった。「万事休す」の状況なのに、この愉快さ。作者には天性の資質が感じられた。この賞が人生を狂わせないことを切に願う。--中島京子

頭ひとつ抜きん出ていた。登場人物たちの過剰な自意識に何度も笑わせてもらった。皮肉とユーモアのセンスがずば抜けていて、これは努力では身につかないものだ。--東山彰良

正直、粗の多い作品だとは思う。巧いとは一度も感じなかった。が、際立って面白かったのは事実。--森絵都

読みながら、そのセンスの良さに何度も唸り、選考委員としてこの作家のデビューに立ち会いたいと思った。--辻村深月

先を見通しているのか、後ろが見えていないのか。
でも、少なくとも作者には今がはっきり見えている。何者なのか見極めたい。--京極夏彦