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場の量子論~不変性と自由場を中心にして~(量子力学選書)

坂本 眞人  著

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価格 \5,830(税込)         
発行年月 2014年11月
出版社/提供元
裳華房
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 14p,437p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/理工学/物理学/理論物理学
ISBN 9784785325114
商品コード 1016665407
NDC分類 421.3
基本件名 場の量子論
本の性格 テキスト
新刊案内掲載月 2014年12月2週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1016665407

著者紹介

坂本 眞人(著者):神戸大学准教授、理学博士。1985年 九州大学大学院理学研究科博士後期課程修了。日本学術振興会奨励研究院、京都大学基礎物理学研究所研究院、神戸大学助手・助教等を経て現職。

内容

 本書は、自習用、もしくは自主ゼミなどのテキストとして使いこなせることを念頭に執筆された。内容は、“古典場の量子化”と“相互作用のない場(自由場)の量子化”に絞って、これらを“不変性”という視点から解説した。なお、“相互作用のある場の量子化”については、続刊『場の量子論(II) -ファインマン・グラフとくりこみを中心にして-』(2020年9月刊行、ISBN 978-4-7853-2512-1)にて解説する。
 特徴として、初学者に少しでも門戸を広げられるよう、詳しい式の導出や説明を極力省かない方針とした。特に、得られた式の物理的意味の理解に時間が費やせるように試みた。
 また、本文中には、読者のつまずきやすい箇所でのコメントに加え、式導出や証明、役に立つ公式や考え方のアドバイスなどの注釈を設けた。さらに、“check”と題した問題も設けられており、意欲のある読者は是非チャレンジしてもらいたい。その解答は、裳華房ウェブページ上で公開している。

【主要目次】1.場の量子論への招待 -自然法則を記述する基本言語- 2.散乱行列と漸近場 3.スペクトル表示 4.散乱行列の一般的性質とLSZ簡約公式 5.散乱断面積 6.ガウス積分とフレネル積分 7.経路積分 -量子力学- 8.経路積分 -場の量子論- 9.摂動論におけるウィックの定理 10.摂動計算とファインマン・グラフ 11.ファインマン則 12.生成汎関数と連結グリーン関数 13.有効作用と有効ポテンシャル 14.対称性の自発的破れ 15.対称性の自発的破れから見た標準模型 16.くりこみ 17.裸の量とくりこまれた量 18.くりこみ条件 19.1 ループのくりこみ 20.2 ループのくりこみ 21.正則化 22.くりこみ可能性

目次