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未来から来た男ジョン・フォン・ノイマン

アナニヨ・バッタチャリヤ  著

松井信彦  翻訳
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価格 \3,960(税込)         
発行年月 2023年09月
出版社/提供元
みすず書房
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 13p,353p,51p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/理工学/数学/数学一般・その他
ISBN 9784622096429
商品コード 1036552880
NDC分類 410.2
基本件名 数学-歴史
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2023年10月4週
書評掲載誌 日本経済新聞 2023/10/28
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1036552880

著者紹介

アナニヨ・バッタチャリヤ(著者):(Ananyo Bhattacharya)
サイエンスライター。『エコノミスト』『ネイチャー』各誌で執筆。専門は科学政策、書誌計量学、遺伝学、素粒子物理学など多分野におよぶ。インペリアル・カレッジ・ロンドンでタンパク質結晶学のPhDを取得後、サンディエゴのバーナム研究所で医学研究員を務めた。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
松井信彦(翻訳):(まつい・のぶひこ)
翻訳家。訳書 クローズ『宇宙に質量を与えた男』(早川書房、2023)ボール『量子力学は、本当は量子の話ではない』(化学同人、2023)ベックマン『数式なしで語る数学』(森北出版、2023)ベイル『ソーシャルメディア・プリズム』(みすず書房、2022)ほか。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

内容

「非ユークリッド幾何学、集合論、囚人のジレンマ、ゲーデルの不完全性定理、自己複製マシン、ゲーム理論、量子の非局在性…フォン・ノイマンの休むことない知性を追いかける旅だ」
――『ガーディアン』紙

単なる評伝を超えて、本書は20世紀半ばの驚くべき科学発展を明らかにし、ジョン・フォン・ノイマンというひとりの男の物語をたくみに編み上げている。
――ザビーネ・ホッセンフェルダー(フランクフルト高等研究所)

「同僚のあいだでは、彼は実は人類よりも優れた種の末裔なのだが、人類を詳しく研究して完璧に真似できるようになったのだ、などという冗談さえ飛び交っていた。…フォン・ノイマンが20世紀中頃になした数学的貢献には気味が悪いほどの先見性があった。そんな感が年々強まっている。…彼は実はタイムトラベラーで、地球の未来の舵取りに欠かせなくなることが彼にはわかっていたアイデアの種をこっそり蒔いていたのでは、と勘ぐりたくなる。…
だがフォン・ノイマンは単なる知的パズルでは、そこにどれほどの深みがあろうと満足できなかった。彼はその数学の才を応用できる新たな実用分野を絶えず探しており、どの分野を選んだときにも、人間社会の諸事に革命を起こす可能性を嗅ぎつける確かな嗅覚を活かしていたようだった」(はじめに)

20世紀科学史における異才にして天才、そして「悪魔の頭脳」と呼ばれた男の全仕事を鳥瞰するベストセラー評伝。

「身の回りに目を向ければ、ジョニーの指紋が至るところに付いていることがわかるはずだ」(はじめに)

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