化学はこんなに役に立つ~やさしい化学入門~
山崎 昶 著
内容
目次
この本を使われる方に 1.化学で使ういろいろな言葉や概念 1.1 ギリシャ語のアルファベットと数 1.2 度量衡と単位系 1.3 指数と対数.有効数字 章末問題 2.化学種 2.1 「化学種」とはどういうものか 2.2 元素名と元素記号,簡単な命名法 2.3 化学方程式と化学反応式 章末問題 3.モルの意味の変遷 3.1 モルとはどんな由来の単位なのか 3.2 当量・規定度 3.3 国際単位(international unit) 章末問題 4.元素と単体,原子,分子,イオン 4.1 元素と単体の違い 4.2 同素体 4.3 原子モデルの変遷 4.4 波動関数で電子の居場所がわかる 章末問題 5.化学結合 5.1 はじめに陽子と電子ありき 5.2 バラバラの原子がどうやって分子になるのか 5.3 共有結合の出来方 5.4 イオン結合 5.5 水素結合 章末問題 6.物質の三態 6.1 水の状態変化 6.2 気体の体積と圧力と温度の関係 章末問題 7.分子構造とスペクトル 7.1 分子を観測する 7.2 「分光分析法」の発展 7.3 ヒュッケル近似 7.4 混成軌道 章末問題 8.酸と塩基・化学平衡 8.1 酸とアルカリ(塩基) 8.2 「酸」と「塩基」の定義 8.3 pH 8.4 いろいろな酸と塩基 8.5 緩衝作用と緩衝溶液 8.6 緩衝溶液と緩衝容量 8.7 解離と化学平衡 章末問題 9.酸化と還元.熱力学 9.1 「酸化反応」と「還元反応」 9.2 酸化状態の表記法 9.3 熱力学と化学-平衡との関連 9.4 いろいろなエネルギー 9.5 化学ポテンシャル 9.6 浸透現象 章末問題 10.周期律と簡単な無機化学 10.1 無機化合物の重要性 10.2 人体の構成要素 10.3 周期表 10.4 簡単な無機化合物の命名方法 章末問題 11.有機化学の手ほどき -その1- 11.1 大まかな分類 11.2 官能基ごとの特性 章末問題 12.有機化学の手ほどき -その2- 12.1 カルボン酸以外の有機酸 章末問題 13.立体化学と異性体 13.1 異性体の歴史 13.2 いろいろな異性体 13.3 立体異性体 13.4 アイソトポマー(同位体異性体) 13.5 医薬品と立体異性 章末問題 臨床医学や看護学との関わり 14.放射能と放射線 14.1 「放射能」はコワイのか? 14.2 「放射線」と「放射能」の違い 14.3 放射線の分類,電場.磁場と放射線の相互作用 14.4 身辺の放射線 章末問題 おわりに 解答の例およびヒント