神経診察の極意
廣瀬源二郎 著
内容
目次
第一章 病 歴 1 正しい病歴のとり方 2 2種類の病歴のとり方 A 時系列順の病歴 B 病因を考える病歴 3 システムレビューの重要性 第二章 神経学的検査法 1 精神状態のみかた 1.意識レベルのみかた 2.見当識 3.記 憶 4.言 語 5.失 認 6.失 行 2 脳神経系のみかた 1 第1脳神経:嗅神経(特殊感覚性脳神経) A 基礎知識 B 検査法 2 第2脳神経:視神経 A 基礎知識 B 検査法 1.視力検査 2.視野検査 3.眼底検査 3 第3脳神経:動眼神経・第4脳神経:滑車神経・第6脳神経:外転神経 A 基礎知識 B 検査法 1.瞳孔検査 2.外眼筋運動検査 4 第5脳神経:三叉神経 A 基礎知識 B 検査法 1.顔面の温痛覚,触覚 2.角膜反射 3.三叉神経第三枝運動枝の検査 4.頤反射 5 第7脳神経:顔面神経 A 基礎知識 B 検査法 1.顔面運動検査 2.味覚検査 6 第8脳神経:内耳神経 A 基礎知識 B 検査法 1.聴覚検査法 2.平衡感覚検査法 7 第9脳神経:舌咽神経および第10脳神経:迷走神経 A 基礎知識 B 検査法 1.軟口蓋・咽頭検査 2.嘔吐反射(咽頭反射) 3.喉頭検査 8 第11脳神経:副神経 A 基礎知識 B 検査法 1.僧帽筋検査 2.胸鎖乳突筋検査 9 第12脳神経:舌下神経 A 基礎知識 B 検査法 3 運動系のみかた A 基礎知識 B 検査法 1.視 診 2.触・打診 3.筋トーヌス検査 4.機能的検査 5.徒手筋力検査 6.不随意運動のみかた 4 深部腱反射のみかた A 基礎知識 B 検査法 1.頤反射(反射弓:三叉神経下顎枝) 2.上腕二頭筋反射(反射弓:C5-6) 3.上腕三頭筋反射(反射弓:C7-8) 4.腕橈骨筋反射(反射弓:C5-6) 5.指屈曲反射(反射弓:C9-T1) 6.膝蓋腱反射(反射弓:L3-4) 7.くるぶし反射(反射弓:S1-2) 5 表在反射のみかた A 基礎知識 B 検査法 1.腹部皮膚反射(反射弓:T5-T12) 2.挙睾筋反射(反射弓:L1-L2) 6 病的反射のみかた 1 Babinski徴候(反射) 1.Babinski手技(Babinski JJFF:1857-1932) 2.Chaddock手技(Chaddock CG:1861-1936) 3.Oppenheim手技(Oppenheim H:1858-1919) 4.Gordon手技(Gordon A:1874-1953) 2 Marie-Foix屈筋退避反射 A 基礎知識 B 検査法 3 手掌頤反射 A 基礎知識 B 検査法 4 眉間反射 A 基礎知識 B 検査法 5 把握反射 A 基礎知識 B 検査法 7 感覚系のみかた A 基礎知識 B 検査法 1.温痛覚試験 2.触覚試験 3.深部感覚検査;位置覚試験 4.深部感覚検査;振動覚試験 5.複合感覚;2 点識別覚試験 6.複合感覚;皮膚書字覚試験 7.複合感覚;立体認知試験 8.複合感覚;重量認知試験 9.複合感覚;両側同時刺激試験 8 協調運動のみかた A 基礎知識 B 小脳協調運動検査法 1.鼻指鼻試験 2.指鼻試験 3.手首回内・回外試験,膝叩き試験 4.踵膝試験(踵脛試験) 5.立位・歩行試験(継ぎ足歩行試験,Romberg 試験,tandem Romberg試験) 6.手首回内・回外試験 7.Holmes-Stewart 試験 9 姿勢と歩行のみかた A 基礎知識 B 検査法 1.立位・歩行試験 2.継ぎ足歩行試験 3.片足立ち試験 10 極意:『昏睡患者の神経診察』 1 昏睡患者への救急対応 A 局在症状の有無からみた原因疾患の鑑別 B 肢位からみた病巣診断 C 片麻痺と共同偏視方向の関係からみた病巣診断 D 呼吸パターンからみた病巣診断 E 瞳孔変化からみた局在診断 F 人形の目試験とカロリック試験からみた局在診断 索 引