ガスクロ自由自在GC,GC/MSの基礎と実用
内容
目次
I 総 論 第1章 歴史と現状 1.1 創始と普及 1.2 広範囲な分野への展開 1.3 高度化と応用分野の発展 第2章 ガスクロマトグラフィーの基礎 2.1 分離場と平衡 2.2 成分の分離 2.3 保持指標 2.4 段理論 2.5 速度論と理論段相当高さ 2.6 分離の評価法 2.7 ピーク形状 2.8 昇温分析法 2.9 検出法 2.10 定性分析 2.11 定量分析 COLUMN-1 キャリヤーガス流量と流速 COLUMN-2 分離の調節:理論段数と分離度の使い方 COLUMN-3 ガスクロマトグラフィーの基礎用語と関連する情報 第3章 装置の概要 3.1 ガスクロマトグラフ 3.2 ガスクロマトグラフ質量分析計 3.3 試料導入から検出までの操作の概要 COLUMN-4 ガスクロマトグラフィー・ガスクロマトグラフの進化 COLUMN-5 最新のJISとの関わり II ガスクロマトグラフィー 第4章 ガスクロマトグラフの構成と機能 4.1 キャピラリーカラム用試料導入部 4.2 カラム 4.3 検出器 4.4 試料導入装置 4.5 使用ガス COLUMN-6 マイクロパックドカラムと充填剤の進歩 COLUMN-7 感度について COLUMN-8 ヘリウム不足問題 第5章 分析操作の実際 5.1 試料調製法と試料前処理法の選択 5.2 試料調製法 5.3 試料の前処理 5.4 カラムの選択と条件設定 5.5 定性分析 5.6 定量分析 5.7 データ処理 COLUMN-9 分離の調節:分離係数の求め方・使い方と分離の改善の検証方法 COLUMN-10 ガスクロマトグラフィーによる分析方法の開発手順・測定化合物例 III ガスクロマトグラフィー質量分析法 第6章 ガスクロマトグラフ質量分析計(GC/MS)の構成と機能 6.1 ガスクロマトグラフ部 6.2 イオン化部 6.3 質量分離部 6.4 検出部 6.5 真空排気部 6.6 測定モードとデータの記録方法 6.7 GC/MS用カラムとキャリヤーガス COLUMN-11 質量分析におけるm/zと質量 COLUMN-12 質量分析計の分解能 COLUMN-13 GC/MSの性能評価 COLUMN-14 同位体希釈質量分析法(IDMS) 第7章 ガスクロマトグラフ質量分析計(GC/MS)の分析操作の実際 7.1 シングルMS 7.2 タンデムMS IV 技術の進化 第8章 最近の技術 8.1 最新電子フローコントロール 8.2 ハートカット法(2D-GC, GC-GC) 8.3 包括的二次元クロマトグラフィー(包括的2D-GC, GC×GC) 8.4 Fast GC(高速GC) 8.5 マルチ検出法 8.6 マイクロGC,ポータブル(携帯形)GC 第9章 クロマトグラフィーデータシステムと情報管理システム 9.1 クロマトグラフィーデータシステム(CDS) 9.2 ネットワーク化 9.3 GXP対応とデータインテグリティ 9.4 CDSの実際 V 応 用 例 第10章 ガスクロマトグラフィー(GC)の実例・応用例 10.1 品質・純度測定(FID・TCD) 10.2 システムGCによる無機ガスおよび低級炭化水素の分析(TCD・PID・FID) 10.3 石油類の分析(PONA-GCシステムによるガソリンの組成分析)(FID) 10.4 医薬品中の残留溶媒分析(日本薬局方,USP,EP)(FID) 10.5 食品中の脂肪酸メチルエステル(FAME)の分析(FID) 10.6 石油・硫黄関連(SCD) 10.7 香料関係(FID) 10.8 環境水,排水中のPCBの分析(ECD) 10.9 作業環境測定(FID) 10.10 環境水,排水中の農薬の分析(ECD・FPD・FTD) 第11章 ガスクロマトグラフィー質量分析法(GC/MS)の実例・応用例 11.1 VOC/カビ臭の分析 11.2 残留農薬の分析(ポジティブリスト) 11.3 水道水中の農薬分析 11.4 加熱脱着法による厚生労働省の室内空気規制成分の分析 11.5 SA-SBSEによる清酒中の香気成分の分析 11.6 GC×GC/MSによる分析 11.7 熱分解/加熱脱着法によるフタル酸エステル類の分析 11.8 熱分解法による高分子材料(ポリマー)の分析 11.9 メタボロミクスへの適用 11.10 残留性有機汚染物質(POPs)の分析 11.11 ダイオキシン類およびPCBの分析 11.12 法医関連の薬物分析 11.13 PICIによる分子量推定 11.14 統計解析による食品分析 11.15 GC/MSデータベース法 参考文献 JISで使われているGCとGC/MSを用いた個別分析一覧 索 引