KNOWLEDGE WORKER ナレッジワーカー



書評掲載
丸善のおすすめ度

月曜か火曜

ヴァージニア・ウルフ  著

片山亜紀  翻訳
ヴァネッサ・ベル   イラスト
在庫状況 お取り寄せ  お届け予定日 2週間 
価格 \2,200(税込)         
発行年月 2024年07月
出版社/提供元
エトセトラブックス
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 166p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/イギリス文学
ISBN 9784909910240
商品コード 1038824999
NDC分類 933.7
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2024年09月2週
書評掲載誌 毎日新聞 2024/08/17
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038824999

著者紹介

ヴァージニア・ウルフ(著者):1882年ロンドン生まれ。1915年に小説『船出』でデビューし、その後『昼と夜』『ジェイコブの部屋』『ダロウェイ夫人』『灯台へ』『オーランドー』『波』『歳月』『幕間』と書き継ぐ。エッセイ『自分ひとりの部屋』『三ギニー』でも知られる。著作のほとんどは、夫とともに設立したホガース・プレス社から刊行された。10代以降、たびたび心身の不調に苦しめられ、1941年に自死。
片山亜紀(翻訳):イースト・アングリア大学大学院修了、博士(英文学)。イギリス小説、ジェンダー研究専攻。論文に「ヴァージニア・ウルフ『幕間』(1941)−−戦争の気配」(高橋和久、丹治愛編『二〇世紀「英国」小説の展開』所収)など。訳書にヴァージニア・ウルフ『自分ひとりの部屋』『三ギニー』『幕間』(いずれも平凡社ライブラリー)、『ある協会』(エトセトラブックス)など。
ヴァネッサ・ベル (イラスト):1879年ロンドン生まれ。画家、インテリア・デザイナー。ロイヤル・アカデミーで絵画を学び、妹であるヴァージニア・ウルフとともにブルームズベリー・グループの一員でもあった。ウルフ作品の表紙画や挿絵も担当した。1961年没。

内容

永遠のフェミニスト作家、ヴァージニア・ウルフが
自分で編んだ唯一の短編小説集。
彼女の真摯な「叫び声」を、100年後の今そのまま読む。

ウルフの最初の短編集を、1921年刊行当時のまま、姉ヴァネッサ・ベルの版画5点とともに完全収録。最良のガイドとなる、翻訳者の片山亜紀による詳細な注・訳者解説付。

【収録作】
ゴースト・ストーリー「幽霊たちの家」
フェミニズム冒険活劇「ある協会」
都市のある一日を描く「月曜か火曜」
その後の長編に連なるメタフィクション「書かれなかった小説」
音楽のスケッチ「弦楽四重奏」と色彩のステッチ「青と緑」
草花と人々とカタツムリのコラージュ「キュー植物園」
フェミニズム小説であり評論でもある傑作「壁のしみ」
――ウルフの原点であり、その後の長編にも連なる真摯で切実な全8編。

学識豊かな男たちなんて、魔女や隠遁者、すなわち洞窟や森でうずくまって薬草を煎じ、トガリネズミを尋問し、星々の言葉を書きつけていた者たちの末裔でしかないのでは?(「壁のしみ」より)

目次