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相対論的量子力学(量子力学選書)

川村 嘉春  著

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価格 \5,060(税込)         
発行年月 2012年10月
出版社/提供元
裳華房
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 12p,353p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/理工学/物理学/理論物理学
ISBN 9784785325107
商品コード 1011744798
NDC分類 421.3
基本件名 量子力学
本の性格 テキスト
新刊案内掲載月 2012年12月2週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1011744798

著者紹介

川村 嘉春(著者):信州大学教授、学術博士。1961年 滋賀県生まれ。名古屋大学理学部卒業、金沢大学大学院自然科学研究科博士課程修了。信州大学助手、同 助教授を経て現職。専門は素粒子物理学。主な著書に『理解する力学』(裳華房)などがある。

内容

 「相対論的量子力学」とは「特殊相対性理論」と「量子力学」が融合された理論で、1928年に提案されたディラック方程式を基礎方程式とする。したがって、「特殊相対性理論」と「量子力学」を学んだ方が本書の主な対象であるが、これらに関する基本的な概念と知識を付録に記載したので、大学の下級生でも意欲のある学生ならば、自主学習や自主ゼミを通して読みこなせる構成になっている。
 第 I 部では、相対論的量子力学の構造と特徴について学ぶ。具体的には、ディラック方程式を導出し、そのローレンツ変換性、解の性質、非相対論的極限、水素原子のエネルギー準位、負エネルギー解の解釈について考察する。
 第 II 部では、相対論的量子力学の検証について学ぶ。具体的には、電子・陽電子などの荷電粒子と光子の絡んださまざまな過程(クーロンポテンシャルによる散乱、コンプトン散乱、電子・電子散乱、電子・陽電子散乱)に関する散乱断面積を導出し、高次の量子補正について考察する。

目次