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大人の流儀<7> さよならの力

伊集院 静  著

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価格 \1,018(税込)         
発行年月 2017年02月
出版社/提供元
講談社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 187p
大きさ 18cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784062205382
商品コード 1024040635
NDC分類 914.6
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2017年04月2週
書評掲載誌 日本経済新聞 2017/08/19
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1024040635

著者紹介

伊集院 静(著者):1950年山口県防府市生まれ。72年立教大学文学部卒業。81年短編小説『皐月』でデビュー。91年『乳房』で第12回吉川英治文学新人賞、92年『受け月』で第107回直木賞、94年『機関車先生』で第7回柴田錬三郎賞、2002年『ごろごろ』で第36回吉川英治文学賞をそれぞれ受賞。作詞家として『ギンギラギンにさりげなく』『愚か者』『春の旅人』などを手がけている

内容

私は二十代と三十代に別離を経験した。一人は弟であり、もう一人は前妻であった。なぜ彼、彼女がこんな目にと思った。その動揺は、なぜ自分だけが?という感情になった。ところがそういうものと向き合っていると、やがて別離を経験した人にしか見えないものが見えて来る。それは彼等が生きていた時間への慈しみであり、生き抜くしかないという自分への叱咤かもしれない。


私は二十歳代と三十歳代に別離を経験した。
一人は弟であり、もう一人は前妻であった。
なぜ彼、彼女がこんな目にと思った。
その動揺は、なぜ自分だけが? という感情になった。
ところがそういうものと向き合っていると、
やがて別離を経験した人にしか見えないものが見えて来る。
それは彼等が生きていた時間へのいつくしみであり、
生き抜くしかないという自分への叱咤かもしれない。(まえがきより)

週刊現代誌上の連載『それがどうした』掲載のエッセイに加え、本書のために、4編の書き下ろしを収録。

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