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ヴィータ~遺棄された者たちの生~
桑島 薫,
水野 友美子
翻訳
トルベン・エスケロゥ
他
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在庫状況
お取り寄せ
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お届け予定日
10日間
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価格
\5,500(税込)
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発行年月 |
2019年03月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
640p,39p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/生命科学、医学、農学/社会医学/公衆衛生学一般 |
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ISBN |
9784622087861 |
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商品コード |
1029670404 |
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NDC分類 |
498.0262 |
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基本件名 |
医療-ブラジル |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2019年04月4週 |
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書評掲載誌 |
読売新聞 2019/07/14 |
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商品URL | https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1029670404 |
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著者紹介
ジョアオ・ビール(著者):南ブラジル生まれ。カリフォルニア大学バークレー校で文化人類学の博士号取得。文化人類学者。プリンストン大学人類学部教授。
内容
ブラジル南部の保護施設「ヴィータ」――そこは行き場をなくした薬物依存症患者・精神病患者・高齢者が死を待つだけの場所だった。
現地で調査中だった著者は1997年にそこで精神病とみなされていたカタリナという女性に出会う。「言葉を忘れないために」と言って詩のような言葉を書き続ける彼女は何者で、なぜヴィータに収容されたのか。それを探るうちに、新自由主義の影響のもと、国家・経済・医療・家族の網の目のなかで、生産性という基準で人間を選別し、遺棄する現実が明らかになっていく。著者の粘り強い調査のすえカタリナの真の病名に辿りついた時、彼女の綴った言葉の意味は明らかになり、尊厳は回復される。
周縁化された人々の生きられた経験を復元し更新し続けるために、現代において人類学の果たすべき使命は何かを問い直す話題作。本書は、マーガレット・ミード賞ほか数々の賞を受賞した。