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バッド・フェミニスト

ロクサーヌ・ゲイ  著

野中モモ  翻訳
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \2,090(税込)         
発行年月 2017年01月
出版社/提供元
亜紀書房
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 393p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/イギリス文学
ISBN 9784750514949
商品コード 1023792521
NDC分類 934.7
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2017年03月1週
書評掲載誌 産経新聞 2017/04/09、朝日新聞 2017/04/16、朝日新聞 2017/08/06
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1023792521

著者紹介

ロクサーヌ・ゲイ(著者):ハイチにルーツを持つ、アメリカの女性作家・大学教授。著書に短編小説集『アイチ』、映画化が予定されている長編『アンテイムド・ステイト』。
2017年には体重と自己イメージの問題をテーマに綴ったエッセイ集『ハンガ
ー』、短編小説集『ディフィカルト・ウィメン』を刊行。
野中モモ(翻訳):ライター、翻訳家。訳書に『GIRL IN A BAND キム・ゴードン自伝』(DU BOOKS)、ダナ・ボイド『つながりっぱなしの日常を生きる ソーシャルメディアが若者にもたらしたもの』(草思社)、アリスン・ピープマイヤー『ガール・ジン 「フェミニズムする」少女たちの参加型メディア』(太田出版)など。著書『デヴィッド・ボウイ 変幻するカルト・スター』(筑摩書房)。

内容

多くの女性に勇気を与え、全米で大反響を巻き起こした批評=エッセイ集、ついに邦訳登場!

私はピンクの服も着たいし男性も好きなダメ・フェミニスト。
でも、矛盾を抱えて完璧ではない自分や他人を受け入れ、分断を乗り越えて差別のない世界を夢見たい。
映画やテレビドラマや音楽などのポップカルチャー、社会に衝撃を与えた犯罪や事件を取りあげ、性差別と人種差別、経済格差などが交差するアメリカの文化状況を鋭く読み解く。

ユーモアがあって、刺激的、で切実。
彼女の視点を自分の中に蓄えることができるのは、本当に幸せなことだ。
みんなバッド・フェミニストで生きよう!
          ―松田青子さん(小説家)

性別によって機会や権利が異なるのはおかしい。だが正直に言えば、私は「フェミニスト」というワードが含まれた著作物にコメントを寄せることにためらいと警戒があった。自分では剝がすことのできないレッテルを貼られるような気がしたから。しかし、好奇心がそれを上回った。「バッド」が付いていたから。
そんな自分を肯定できると前のめりに読んだ序盤、傷付くことを避けて通れなかった中盤、頭と心にたっぷり汗を掻いたあと、穏やかに寄り添えた終盤。まるで旅のようだった。今の私が納得できるもの、そうでないもの。それはやがて変化するかもしれない。いくつかの私の間違いと勘違いは修正され、新しく学んだこともあった。
読後、私はフェミニズムとの断絶を感じたり、自分にその資格があるかと不安を感じたりはしていない。それぞれのやり方で向き合えば良いと、ロクサーヌが教えてくれたからだ。
           ―ジェーン・スーさん(コラムニスト)

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