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【MeL】転換する日本語文法（研究叢書 508）

吉田　永弘　著


価格 \19,360（税込）
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発行年月	2019年02月
出版社／提供元	和泉書院
言語	日本語
媒体	電子
ページ数／巻数	9p,322p
ジャンル	和書／人文科学／言語学／日本語
商品コード	1032379072
NDC分類	815.02
基本件名	日本語-文法-歴史
本の性格	学術書
商品URL	https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032379072

内容

日本語文法史研究の最前線。古代語の文法がどのように変化していくのか、その様子を描いていきたい。そして、変化した後から、変化する前を見つめ直して、古代語の文法の理解を深めたい。――「既実現／未実現」「意志／非意志」の観点を分析の柱として、古代語文法の変容を描く、新知見に溢れた「条件表現」「可能表現」「尊敬表現」「断定表現」の歴史的研究。

本書のはじめに Ⅰ 古代語文法の変容第1章転換期としての中世 Ⅱ 条件表現第2章「ほどに」小史―原因理由を表す用法の成立― 第3章「によって」の接続助詞化―因果性接続助詞の消長― 第4章「ために」構文の変遷―「む」の時代から無標の時代へ― 第5章「とも」から「ても」へ第6章「たとひ」構文の変遷 Ⅲ 可能表現第7章「る・らる」における肯定可能の展開第8章「る・らる」における否定可能の展開 Ⅳ 尊敬表現第9章「る・らる」における尊敬用法の分類第10章いわゆる「一般尊敬」の拡張第11章いわゆる「公尊敬」について第12章尊敬用法の「る・らる」の位置づけ第13章「主催」から「尊敬」へ―「仰せらる」と「くださる」― Ⅴ 断定表現第14章断定表現「にてあり」の成立―前接名詞に注目して― 第15章体言承接の「たり」の位置づけ第16章今昔物語集の「にてあり」と「たり」使用テキスト参考文献本書のおわりに索引（人名・事項）