内容
明日からの授業をよりよいものにするために、授業研究の手法の一つである「授業リフレクション」の基本的な考え方と方法をレクチャーします。
“この授業で学生はわかってくれたのかな” “学生たちと一緒に授業をつくり上げたいのに、なんだか空回りしているみたい…”。そんなモヤモヤをおもちの先生方、必読の1冊です。
「人を教えること、育てること」とはいったいどういうことなのか、もう一度見つめなおしてみましょう。
【第1章】授業リフレクションを始める前に
1.授業とはどのような営みなのか
2.授業リフレクションとは何をすることなのか
【第2章】授業リフレクションに取り組んでみよう
1.授業リフレクションのためのさまざまな方法
COLUMN 日常的な振り返りと授業リフレクションの違い
2.カード構造化法による授業リフレクション
COLUMN なんで2つに分けるの?!
3.リフレクションシートによる授業リフレクション
COLUMN リフレクションシートと「再構成」の偶然の一致?!
4.集団による授業リフレクション
COLUMN 「参加者用振り返りシート」を使った集団による授業リフレクション
5.振り返りを支援するプロンプターのかかわり
COLUMN 何が誘導で、何がそうでないか
【第3章】授業リフレクションの経験がもたらすもの
1.授業リフレクションの基本となるもの
2.教えることをとおして自分も育つ
3.授業リフレクションと授業デザインの分かちがたい関係
【第4章】授業研究と授業リフレクション
1.授業研究についてもっと見識を深めよう!
2.「研究」に対しての固定観念を乗り越えよう!
COLUMN 教育実践臨床研究における研究知見とは
3.授業研究の新しいパラダイム
4.授業リフレクションがもたらす知見のひろがり
【第5章】授業リフレクションと実践家の成長
1.実践家が元気になれる世の中にするために
2.教育実践臨床研究の展望