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新刊 書評掲載

蔦屋(文春文庫 や72-3)

谷津 矢車  著

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価格 \880(税込)         
発行年月 2024年10月
出版社/提供元
文藝春秋
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 349p
大きさ 16cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784167922849
商品コード 1039231924
NDC分類 913.6
基本件名 蔦屋重三郎-小説
個人件名 蔦屋/重三郎
書評掲載誌 読売新聞 2024/11/03
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1039231924

内容

2025年、NHK大河ドラマは「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」。
その主人公である江戸の出版プロデューサー・蔦屋重三郎の波瀾万丈人生を描く、傑作歴史長編小説!

寄る年波には勝てず、店仕舞いしようとしていた地本問屋・丸屋小兵衛のもとを、才気迸る若い男が訪ねてくる。この店に毎年二十両払うから、雇われ人となって自分を手伝ってほしい、という申し出に面食らう小兵衛。

「一緒にやりませんか。もう一度この世間をひっくり返しましょうよ」

その男こそ、吉原随一の本屋、飛ぶ鳥を落とす勢いの蔦屋重三郎だった――。

飲むときはとことん飲み、遊ぶときはとことん遊ぶ。商売の波に軽々と乗り、つねに新しいものを作りたい、と意気込む重三郎。重三郎の周りには、太田南畝、朋誠堂喜三二、山東京伝、恋川春町ら売れっ子戯作者や狂歌師が出入りするが、腐れ縁の絵師・喜多川歌麿には、特別な感情をもっている。

やがて松平定信による文武奨励政治が始まると、時代の流れは予期せぬ方向へ――。

蔦屋重三郎の型破りの半生を、父親ほども年が離れた小兵衛を通して描く。最強バディが江戸の街を闊歩する、極上エンターテインメント小説。

単行本を大幅に改稿し、著者によるあとがき「文庫化までの長い言い訳」を特別収録。