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国際協力の戦後史

荒木 光弥  著

末廣 昭, 宮城 大蔵, 千野 境子, 高木 佑輔  編
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \2,640(税込)         
発行年月 2020年10月
出版社/提供元
東洋経済新報社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 298p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/社会科学/経済学/国際経済
ISBN 9784492062159
商品コード 1032290092
NDC分類 333.8
基本件名 発展途上国
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2020年11月5週
書評掲載誌 読売新聞 2020/11/29
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032290092

著者紹介

荒木 光弥(著者):荒木 光弥(アラキ ミツヤ)
元国際開発ジャーナル社代表取締役・主幹
1936年生まれ。同志社大学文学部社会学科(新聞学専攻)卒業。『国際開発ジャーナル』創刊に参画。70年に国際開発ジャーナル社の代表取締役・編集長に就任。JICA創設やODA改革など、日本の国際協力に尽力してきた。政府委員として外務省の「第二次ODA改革懇談会」委員(01年)、「ODA総合戦略会議」(外相議長)委員(02年)、「国際協力に関する有識者会議」委員(07年)などを歴任。著書に『途上国援助 歴史の証言』(全4巻)などがある。
末廣 昭(編者):末廣 昭(スエヒロ アキラ)
学習院大学教授

宮城 大蔵(編者):宮城 大蔵(ミヤギ タイゾウ)
上智大学教授

千野 境子(編者):千野 境子(チノ ケイコ)
産経新聞社論説委員

高木 佑輔(編者):高木 佑輔(タカギ ユウスケ)
政策研究大学院大学准教授

内容

日本の援助戦略を描いたキーパーソンによる証言
いま明かされる驚愕の秘話

荒木氏は長年の取材を通じて外務省や大蔵省、そして国際協力に関心を持つ政治家に広くネットワークを築き、ときには自らが水面下でアクターとして動いた。官僚であれば定期的な異動はつきものであり、国際協力分野に特化した政治家というのも想定しづらい。その黎明期から現在に至るまで、援助プロジェクトの現場、そして援助政策やその方向性を形づくる霞が関、永田町の内奥をともに知り尽くす荒木氏は、日本の国際協力の戦後史について、実に稀有な証言者と言うべきであろう(中略)。国際協力は日本と国際社会を結び付ける大切な紐帯であり、「平和国家」を標榜してきた日本は、とりわけそれを大事にしてきた。起伏に富む戦後日本の国際協力の歩みを内在的に理解し、今後の展望と構想を実り豊かなものとする上で、本書における聞き取りが資するところは小さくないと思うのである。(本書「はじめに」より)

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