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アスレチックスキルモデル~才能を適切に発揮させる運動教育~
レネ・ウォンホート,
キーツ・JP・サフェルスバーグ,
ヤン・ウィレム・テウニッセン,
キース・デイヴィス
著
幸野邦男,
木村牧子
翻訳
河合優年
監修
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在庫状況
お取り寄せ
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お届け予定日
10日間
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価格
\5,280(税込)
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発行年月 |
2021年08月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
9p,323p |
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大きさ |
21cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/スポーツ・健康科学/スポーツ・健康科学 |
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ISBN |
9784760821877 |
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商品コード |
1033388586 |
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NDC分類 |
780.7 |
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基本件名 |
スポーツ |
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本の性格 |
実務向け |
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新刊案内掲載月 |
2021年09月3週 |
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商品URL | https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1033388586 |
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内容
「アスレチックスキルモデル」は,これまで主流をなしてきた才能開発理論に替わり,健康で幸せな生活を送ることに着目した統合的で幅広い基盤をもつ運動教育を提唱する。それは,敏捷性,柔軟性,安定性などの要素からなる「身体的な知性」に主眼を置き,取り入れやすく変化に富む練習プログラムを通して,競技を専攻するより前に運動技術を備えたアスリートを育成するものである。
本書では,まずASMの科学的な論拠を示し,そして練習プログラムの適用や応用,様々な年齢や競技での導入方法などの実践的な内容が説明されている。また,オランダのサッカークラブ,AFCアヤックスの青少年育成プログラムにおけるASMの適用例が詳しく解説されるとともに,競技に特化することなく競技者であることを重視した才能開発の未来への展望が述べられている。
ASMは,従来の才能開発で当然と見なされてきた通念への重要かつ時宜を得た挑戦である。本書は,上級競技者レベルのすべての学生,若者の発達・技能習得・運動学習やスポーツのコーチングに関心のあるすべての研究者,そして才能の育成について自分の指導法を活性化させたいと熱望しているすべてのコーチにとって,魅力的な1冊となっている。
目次より
第1部 基本原理
第1章 アスレチックスキルモデルの基礎
さまざまな側面の発達:真実かどうか/基本原理:統合的な指導法/かつての東欧世界:広範な運動の基礎力を通しての成功/まとめ
第2章 才能の発達
脳の発達/子どもの運動(才能)発達のモデル/なぜASMに基づく練習が求められるのか/まとめ
第3章 若者の練習
生物学的年齢/生物学的な発達年齢の測定/発達段階:早熟,標準,晩生/青少年の練習/若者の睡眠不足/まとめ
第4章 目標に向けた運動の学習――理論から実践へ
運動学習理論の重要な概念:歴史のまとめ/学習の方法:意識か暗黙か/注意を集中させること:外在的か内在的か/制約を設定することで制約を崩す/理論から実践への移行/まとめ
第2部 アスレチックスキルモデル
第5章 アスレチックスキルモデルの構成要素1――基礎運動スキル
専門のスポーツを決定する時期/子ども時代の運動学習/集約的な指導法/競技に特有の基礎運動スキルの分析/ドナースポーツとマルチスポーツという考え/まとめ
第6章 アスレチックスキルモデルの構成要素2――協同的能力
適応能力/バランス維持能力/カップリング能力(運動動作を同期させる能力)/運動弁別能力/空間定位能力/反応能力/リズム能力/不安定な時期:潜在能力の最適な活用/まとめ
第7章 アスレチックスキルモデルの構成要素3――運動動作条件
敏捷性/柔軟性/安定性/競技の構え/力/持久力/まとめ
第8章 アスレチックスキルモデルの実際
第3部 事例研究の紹介
第9章 事例研究:AFCアヤックス青少年育成プログラムへの適用
第10章 事例研究:運動を導くアフォーダンスの展開を設計すること――AFCアヤックスのアスレチックスキル・トラック