KNOWLEDGE WORKER ナレッジワーカー



丸善のおすすめ度

フェイクニュース~新しい戦略的戦争兵器~(角川新書 K-237)

一田和樹  著

在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \924(税込)         
発行年月 2018年11月
出版社/提供元
KADOKAWA
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 267p
大きさ 18cm
ジャンル 和書/人文科学/心理学/社会心理
ISBN 9784040822440
商品コード 1028643016
NDC分類 361.47
基本件名 世論
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2018年12月3週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1028643016

著者紹介

一田和樹(著者):コンサルタント会社社長、プロバイダ役員などを歴任後、サイバーセキュリティ情報サービスを始める。2006年に退任。10年『檻の中の少女』(原書房)で第3回島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞。著作に『原発サイバートラップ リアンクール・ランデブー』(原書房)、『天才ハッカー安部響子と五分間の相棒』(集英社文庫)、『サイバー戦争の犬たち』(祥伝社文庫)など。ノンフィクションの共著に『サイバーミステリ宣言!』『犯罪「事前」捜査 知られざる米国警察当局の技術』(ともにKADOKAWA)がある。

内容

「ハイブリッド戦」を理解せずにフェイクニュースを語ることはできない――。いまやネット世論操作は「産業化」している。そして、一方で日本でも進行する民主主義の危機はこの「ハイブリッド戦」への移行を意味しているのだ――。

フェイクニュースがここまで大げさな話になっていることには理由がある。ネット世論操作は近年各国が対応を進めているハイブリッド戦という新しい戦争のツールとして重要な役割を担っている。ハイブリッド戦とは兵器を用いた戦争ではなく、経済、文化。宗教、サイバー攻撃などあらゆる手段を駆使した、なんでもありの戦争を指す。この戦争に宣戦布告はなく、匿名性が高く、兵器を使った戦闘よりも重要度が高い。EU、アメリカ、ロシア、中国はすでにハイブリッド戦の態勢に移行している(あるいは、しつつある)。そのためフェイクニュース、ネット世論操作はハイブリッド戦という枠組みの中で考える必要がある。単体でフェイクニュースのことを取り上げても有効な解決策は生まれない。(略)本書ではハイブリッド戦を軸に多面的にフェイクニュース、ネット世論操作を考察したい。(「はじめに」より)

目次