電磁気学<2>(基礎物理学選書)
金原 寿郎 著
内容
目次
1 電流と磁場 1.1 緒言 1.2 直線電流の間の力 1.3 電流の単位 1.4 磁束密度 1.5 ベクトル積 1.6 無限に長い直線電流による磁束密度 1.7 電流素片に基づく磁束密度 1.8 ベクトルポテンシャル 1.9 磁束 2 環状電流の作る磁場 2.1 円電流の軸上の磁束密度 2.2 ソレノイドの軸上の磁束密度 2.3 素回路 2.4 磁位 2.5 Ampereの法則 2.6 ソレノイドの作る磁場 2.7 電流密度 2.8 rotの特性 2.9 直交曲線座標によるrot 2.10 Stokesの定理 3 磁場が電流におよぼす力 3.1 環状電流が磁場から受ける力 3.2 電流素片の間に働く力 3.3 環状電流間に働く力 3.4 平行な直線電流間に働く力 3.5 円電流が直線電流や他の円電流から受ける力 3.6 磁場内で運動する帯電粒子の受ける力 3.7 磁場による電子線の曲がり 3.8 磁気抵抗効果 3.9 Hall効果 4 磁性体 4.1 原子の磁気モーメント 4.2 磁化の強さ 4.3 一様に磁化された磁性体による磁束密度 4.4 磁性体内の磁場の強さ 4.5 磁化率, 透磁率 4.6 磁性体の境界面における磁束密度, 磁場の強さの変化 4.7 無限に広い一様な磁性体中の磁束密度 4.8 電流と磁性体の分布が与えられたとき, 磁束密度を求める方法 4.9 磁位に関する微分方程式 4.10 磁気回路 4.11 強磁性体の透磁率 4.12 磁歪現象 4.13 磁気ヒステリシス電流計・電圧計・検流計 4.14 磁荷を基礎とした磁気学 4.15 分子と磁性 5 磁場が磁性体におよぼす力 5.1 常磁性体のおよぼす力 5.2 常磁性体 5.3 反磁性体 5.4 強磁性体と電子のスピン 5.5 磁区 6 電磁誘導 6.1 準定常電流 6.2 誘導起電力 6.3 回路に生ずる誘導起電力 6.4 電磁誘導の法則 6.5 ベータトロンの原理 6.6 自己誘導 6.7 回路の開閉 6.8 コンデンサーの放電 6.9 磁場のエネルギー 6.10 相互誘導 6.11 相互インダクタンス 6.12 多くの回路によるエネルギー 6.13 フーコー電流 6.14 誘導コイル 6.15 衝撃検流計 7 交流 7.1 交流起電力 7.2 RLC回路 7.3 2階1次常微分方程式の解 7.4 複素数 7.5 インピーダンス 7.6 インピーダンスの連結 7.7 交流回路網 7.8 実効値 7.9 相互誘導による1次電流と2次電流 7.10 変圧器 7.11 交流用電流計 7.12 三相交流 7.13 回転磁場 8 電磁波 8.1 電気振動 8.2 変位電流 8.3 Maxwellの基礎方程式(積分型) 8.4 Maxwellの基礎微分方程式 8.5 完全導体 8.6 簡単な場合のMaxwellの微分方程式 8.7 平面電磁波 8.8 一般電磁波 8.9 電磁波の性質 8.10 Hertzの実験 8.11 Poyntingベクトル 8.12 電磁波の吸収 8.13 プラズマによる電磁波の反射 8.14 電磁波の圧力 8.15 電磁波の運動量と質量 9 相対論と電磁場 9.1 光速度不変の原理 9.2 次空の相対性とLorentz変換 9.3 法則の相対性 9.4 Maxwellの基礎方程式の相対性 9.5 相対論的電磁気学における2, 3の例 9.6 運動する電荷の作る電磁場