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書評掲載

いまだ人生を語らず

四方田 犬彦  著

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価格 \3,080(税込)         
発行年月 2023年06月
出版社/提供元
白水社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 302p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784560093566
商品コード 1036132283
NDC分類 914.6
書評掲載誌 朝日新聞 2023/07/22
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1036132283

著者紹介

四方田 犬彦(著者):1953年、大阪箕面に生まれる。東京大学で宗教学を、同大学院で比較文学を学ぶ。長らく明治学院大学教授として映画学を講じ、コロンビア大学、ボローニャ大学、清華大学、中央大学(ソウル)などで客員教授・客員研究員を歴任。現在は映画、文学、漫画、演劇、料理と、幅広い文化現象をめぐり著述に専念。学問的著作から身辺雑記をめぐるエッセイまでを執筆。近著に『親鸞への接近』(工作舎)、『われらが〈無意識〉なる韓国』(作品社)、『愚行の賦』(講談社)、『さらば、ベイルート』(河出書房新社)、『パゾリーニ』(作品社)、『大泉黒石』(岩波書店)。詩集に『わが煉獄』『離火』(港の人)、小説に『すべての鳥を放つ』(新潮社)、『夏の速度』(作品社)、『戒厳』(講談社)。翻訳にボウルズ『優雅な獲物』『蜘蛛の家』、イルスト『猥褻なD夫人』、パゾリーニ『パゾリーニ詩集』などがある。『月島物語』で斎藤緑雨文学賞を、『映画史への招待』でサントリー学芸賞を、『モロッコ流謫』で伊藤整文学賞を、『ルイス・ブニュエル』で芸術選奨文部科学大臣賞を、『詩の約束』で鮎川信夫賞を受けた。

内容

1953年生まれの著者は今年、70歳になった。
「これまでは老人見習いのような感じであったが、これからは本格的に『高齢者』の域に突入する。(中略)そこで現在自分が人生観、世界観(というとあまりに厳粛な感じがするので、そういいたくはないが、要するに毎日の普通の心構え)を整理して纏めておきたい。」(巻頭「老年にはなったけど…」より)
「忘却」「記憶」「読むこと」「書くこと」「勉強」「音楽」「詩作」「犬」「幸福と若干の後悔」「スープと復讐」「もう一度行きたい、外国の街角」「秘密」「病」「信仰」「死」など、「老年」に身近な多彩なテーマを、そっと自らに問うている。
「この本はとてもリラックスして書いた。(中略)『人、中年に到る』と同じように、手元に何も資料など置かず、思いつくままに、好き勝手に筆を進めたわけで、書いているのが愉しかった。」(巻末「対話風の後書き」より)
エッセイ集『人、中年に到る』刊行から13年、「歳を取ろうとしているわたしは、はたして聡明になったのだろうか、幸福になったのだろうか」。映画、文学、漫画、演劇、料理など各分野を網羅する著述家による、書下ろし作品。