内容
本書は、統計科学を専門とする著者が、大学で学ぶ統計学の基礎をRを使いながら独習することを目的に執筆したものである。 全体を「第I部 R自体を学ぶ部分」「第II部 統計学の基礎を学ぶ部分」「第III部 実際にRを使ってデータ解析と統計的推測について学ぶ部分」の三部構成にすることで、学習者の「習得レベル」や「目的別」にRに関する事項を学べるようにした。 特に第III部では、統計的推測の3本柱である「推定」「検定」「回帰」について、実際にRを利用しながら体系的に学べるようになっている。「探索的データ解析」と今後ますます重要性が増すと考えられている「データの可視化」の観点も取り入れた本書で、ぜひ学んでいただきたい。