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不登校論の研究~本人・家庭原因説と専門家の社会的責任~
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在庫状況
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お届け予定日
10日間
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価格
\2,640(税込)
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発行年月 |
2018年01月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
223p |
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大きさ |
21cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/教育学/教育心理学 |
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ISBN |
9784826506724 |
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商品コード |
1026834988 |
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NDC分類 |
371.42 |
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基本件名 |
不登校 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2018年03月1週 |
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商品URL | https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1026834988 |
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著者紹介
山岸 竜冶(著者):1966年千葉県生まれ。日本大学大学院文学研究科教育学専攻博士後期課程修了。同大学生産工学部准教授。博士(教育学)。精神保健福祉士。日本教育学会等に所属。
内容
子どもが学校に行かなくなると親や周囲の人は専門家のところに連れて行こうとする。精神科医や臨床心理士、心理士などは、臨床経験の浅い人たちが多い。彼ら/彼女らはよくなったら自分たち専門家の専門性のおかげ、よくならなかったら当事者の自己責任(努力不足)にする習性がある。専門家の治療的枠組みはじつは自分たちが不利にならないようにはじめからいつでも切り離しできるツールでもある。自閉症論の先駆的研究者の一人、小澤勲は、かつて自閉症家族の特異性(本人・家族原因説:本人の性格や親の養育態度に問題があるから不登校は起こる)を論じていた者たちや、その論争から転向した研究者たちが自己批判的検討をまったくなさないままでいることにその無責任さを批判した。だが、その後も児童精神科医や臨床心理士などの専門家がかかわることによってかえって不登校の子どもたちは増えていったし、現在も増え続けている。不登校に「こうしたらなおる」論は存在するのか。研究史をたどり返し、本人・家庭原因説を超えて不登校問題の核心に迫る!