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ワンオペ育児~わかってほしい休めない日常~

藤田 結子  著

在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \1,430(税込)         
発行年月 2017年06月
出版社/提供元
毎日新聞出版
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 215p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/社会科学/社会学/家族・世代
ISBN 9784620324463
商品コード 1024741025
NDC分類 367.21
基本件名 女性問題
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2017年07月5週
書評掲載誌 毎日新聞 2017/07/02、読売新聞 2017/07/23
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1024741025

著者紹介

藤田 結子(著者):東京都生まれ。ロンドン大学大学院で博士号取得。明治大学商学部教授。著書に「文化移民」など。

内容

近年、「女性の活躍」「マタハラ」「保活」「妊活」「待機児童」「ワンオペ育児*」など、仕事と育児に関する用語がメディアに頻繁に登場しており、旬のテーマでもあります。 政府は女性の活躍を推進し、企業は、表面上はワーク・ライフ・バランスを掲げ、また共働きの増加をビジネスチャンスと捉えます。しかし、働く母親たちと話していると現状に疲れている人、怒っている人が少なくありません。家では大半の育児・家事をワンオペで担当し、仕事では子育ての制約ゆえにマミートラックに追いやられ、悔し涙を流しています。しかも、働く母親の多くは非正規雇用。「正社員の夫を持つ妻が家計の補助でパートに出る」という前提のため、低い賃金で働いています。女性の多くは、職場では男性よりも低い賃金の仕事、家では誰かのためにタダの仕事という二重の労働を担い、毎日十数時間働いています。まるでブラックな労働です。これは、古くて新しい問題だといえるでしょう。本書では、社会学の研究者であり、また教員であり、さらに4歳の男の子の母親でもある著者が、子育て真っ最中の男女をめぐるミクロな状況とマクロな仕組みを、当事者の立場から伝え、読み解き、乗り切る方法を提案します。