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ハーレム・チルドレンズ・ゾーンの挑戦~貧乏人は教育で抜け出せるのか?~

ポール・タフ  著

高山真由美  翻訳
在庫状況 お取り寄せ  お届け予定日 10日間 
価格 \4,950(税込)         
発行年月 2020年05月
出版社/提供元
みすず書房
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 321p,11p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/社会科学/教育学/比較教育・各国教育事情
ISBN 9784622088981
商品コード 1031617585
NDC分類 372.53
基本件名 アメリカ合衆国-教育
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2020年06月4週
書評掲載誌 日本経済新聞 2020/06/06
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031617585

著者紹介

ポール・タフ(著者):著述家。貧困と教育の関係に関わる著作多数。邦訳書に『成功する子 失敗する子』(2013)『私たちは子どもに何ができるのか』(2017、共に英治出版)『ハーレム・チルドレンズ・ゾーンの挑戦』(2020、みすず書房)がある。『ニューヨーク・タイムズ・マガジン』『ハーパーズ・マガジン』のエディターのかたわら、『ニューヨーカー』『アトランティック』『エスクァイア』などに寄稿。
高山真由美(翻訳):翻訳家。訳書 ベルツ『おれの眼を撃った男は死んだ』(2020)ロプレスティ『休日はコーヒーショップで謎解きを』(2019、共に東京創元社)のほか、タフ『成功する子 失敗する子』(2013)『私たちは子どもに何ができるのか』(2017、共に英治出版)『ハーレム・チルドレンズ・ゾーンの挑戦』(2020、みすず書房)。

内容

「われわれが想像する社会政策をはるかに超えた、魅力的かつ感動的なストーリーだ」(『GQ』誌)

「なぜすべての子供に成功するための道具を与えられないのか? なぜ現実生活における「競技場」を平らにならすことができないのか?」「ほんとうに重要なのは個々のプログラムの成果ではなく、子供たちの生活を根本から変えられるかどうかなのだ…地域の子供を一人として取りこぼすことのないような、密に編まれたセーフティネットを用意する――それが〔創設者〕カナダの目標だった。シンプルだが画期的なこのプログラムを、カナダは〈ハーレム・チルドレンズ・ゾーン〉と名づけた」
「貧しい子供のたどる軌道を変えること。それが本書の結論である。子供の人生のできるだけ早い段階で介入すること。思春期が終わるまで介入をつづけること。学校では余分の授業時間を与え、学校の外では余分のサポートを与えること。できるなら保護者を巻きこみ、保護者があてにならない場合には努めてその不在を埋めあわせること。子供の認知能力を伸ばすことに焦点を当てるが、社会スキル、感情面のスキルのような非認知能力も育むこと」(本文より)
ノーベル経済学賞受賞者ジェームズ・ヘックマンの教育理論を実践したかのようなNPOの実践を紹介する。

《ハーレム・チルドレンズ・ゾーンの方法論》
●前例のない規模
●総合的なアプローチ
●成功へのパイプライン
●早期からの開始
●大学が答えだ
●データの重視
●コミュニティの再生
●性格を育む
●なんとしてもやり抜く

目次